マツダ ボンゴブローニイバン 「マツダの走るシーラカンス」のユーザーレビュー

みつるんの発言 みつるんの発言さん

マツダ ボンゴブローニイバン

グレード:-

乗車形式:マイカー

評価

4

走行性能
4
乗り心地
3
燃費
4
デザイン
4
積載性
4
価格
-

マツダの走るシーラカンス

2022.5.7

総評
40年前から変わらぬデザイン!
旧車感がバリバリ漂う車です。

私のは初代ボンゴブローニイのSR型の最終モデルですので、
初年度登録こそ1999年ですが、マイナーチェンジばかりしていた車ですので元を辿れば
1983年の最初期型となり、平成の車なのに旧車感溢れる車です(笑)

1999年にモデルチェンジして2代目のSK型となってからは、インパネも平成の車っぽくなっています。

発売当時はディーゼル2種類+ガソリンに、
ボディーも2500ディーゼルは標準とロングの2種類が選べて、
4速オートマと5速MTも用意され、
乗車定員も3人,6人,(ロングのみ9人)と選べ、
4ドア車と5ドア車が何故か分かれており、
リアタイヤもシングルタイヤとWタイヤの2種類選べて、
もちろん2WDと4WDが選択できて、
しかも「トラック(シングルとWキャブ)」もラインナップされているという。
メチャクチャ豊富な選択肢があった車です。

ちなみに私のは
・グレード DX
・ボディ ロング
・エンジン 2500ccディーゼル
・駆動 2WDの5MT
・リアタイヤ Wタイヤ
・3人乗り
です。
満足している点
設計が古いのでダッシュボードが低く、
圧迫感の無い運転席。

古いクルマのためか、コーナリングランプ装備なのは良い。
(車幅灯がS25のダブル球でウインカーを出すと明るくなる)

一昔前はよく見た車だが、
2022年現在ではほぼすれ違わない。
更に私の乗る初代ボンゴブローニイ(SR型、バックドアの長いガーニッシュが目印)は私の住む地域では1台もすれ違わないレベルのレア度。
(なぜか同じぐらいの年式のボンゴブローニィトラックは数台見かける。)

ノンターボで速くはないけど、思ったよりモリモリ進む2500ccディーゼル。(WLエンジン)
黒煙もあまり出ない。
燃費もそこそこ。(一般道12km/L)
不満な点
5速MTだが、4速と5速のギア比が近く、
ほとんど回転数が落ちないので60km/h巡航が騒がしい。
(60km/hで2100rpm 80km/hで3000rpm)
もうちょっとハイギアードにできなかったのだろうか...

低年式ではあるが、ドア内のシール材やパネル間の接着の剥がれが多い。

私の初代SR型も2代目のSK型もリアナンバープレートの斜め下あたりのプレスララインで、
ボディにクラックが入ってサビ出すのはなんとかならないのか...

塗膜が弱いのか錆が多い。
特に天井まわり。

さすがに新品部品が出ない物がある。
(エンジンやブレーキ部品はまだ普通に流通している。2022年)

普通の1BOXバンなのでネットにもあまり情報が無い。
エンジンも当時は3種類用意されていたので部品検索時に面倒。
デザイン

4

・今は無きカクカク四角いデザイン
・直線基調なしっかりとしたプレスライン。

・ルーフ部分(雨どいの上)が分厚く、全高2m以下なのにハイルーフっぽく見える。
・↑に加えて、リアのオーバーハングが長く、車が大きく見えるのが良い。
・更に、ホイールベースも2600mmとハイエースやキャラバンより45mmほど長いので大きく見える。

・どこか優しそうなお顔。
・リアバンパーは鉄製。
 ちょっとやそっとでは負けない。
走行性能

4

エンジンは2.5Lの「WL」エンジン
モデルのレビューです。
ミッションは5速MT。


88馬力、トルクも17.2kg・mと、
現代の感覚でいうと間違いなく非力と読めるスペックですが、
実際は意外なほどキビキビ走ってくれます。
空荷であればCVT車の信号スタートなんかにも遅れを取らず付いていけます。
(過度な期待はダメですよ?)

他の方のレビューをみていると「遅い」と書かれている方はミッションがATで、
「速い」という方はMT車のようです。

無過給なのでターボラグもなく、
圧縮比21.6と高圧縮なためアイドリング付近からトルクが立ち上がってきますので、
アクセルペダルにしっかり答えてくれるエンジンです。

また、
高回転まで回した時の伸び感や加速感は、
トルクがついて来るのは3000rpmぐらいまでですが、
騒がしいですが一応高回転まで回ります。
(SK型のWL搭載車のタコメーターを見るとレッドゾーンは5000rpm~の様。)

また、SR型ブローニイのWLは機械式の噴射ポンプ搭載で、
今のECO制御モリモリの電子制御ディーゼルより圧倒的に一定速での走行がし易く、
上り坂に差し掛かってもメカニカルガバナで噴射量が増量されるためか、
ちょっとアクセルを踏み足すだけで速度維持できます。
まあギア比が低いのもあるとは思いますが...(空荷でのレビュー)

山道では車重1580kgという
200系ハイエースなどよりも200kg以上軽い車体のおかげか、
思ったよりは低中速コーナーで向きを変えてくれます。
(ガソリンのハイエースよりも前軸重だけで100kgは軽いです。)
乗り心地

3

足回りは20年前の車なので今の車と比較するのはナンセンス。
フロントシートに乗っている限りでは特段乗り心地は悪くありません。
バネもタイヤも柔らかく、フニャッと段差をいなしてくれます。
逆を言うとグラグラする足回りですが、
この時代の車ってこんなものでは?

リアサスはもちろん板バネですが、
最近の車種とは違い、5枚リーフを装備しています。
ストロークの途中から分厚いヘルパーリーフで急にスプリングレートが変わるといったことがなく、
1.25t積みという事から考えると突き上げ感もかなり抑えられています。


静粛性は低く、60km/hでかなり騒がしいです。
ボディの鉄板が手で触って分かるほどブルブルしていて、
エンジンよりボティーから出る低周波がうるさい感じです。

また、エアクリーナーの給気口が右ヘッドライトの裏にあり、
運転席足元から「ボボボボボボ」という吸気音が絶えずしてきます。
積載性

4

今のハイエースやキャラバンと比較すると、
車体の上半分がすぼまっているので体積は微妙です。・・・・ですが、
荷室長は各社カタログ値を競い合っている所、
ボンゴブローニイは3075mmと
・ハイエース200系(6型)の3000mm
・NV350キャラバンの3050mm
を差し置いて、4ナンバー1BOX最長を誇ります。
中央席を畳めば4mの定尺物がインパネギリギリで積めます。

また、4ナンバー1BOXでは珍しいWタイヤ車両の為、
荷室にタイヤハウスが無く幅一杯に積むことが可能です。
(その代わりちょっと上げ底なので天地方向が狭い。)
また、荷台横幅もカタログ値1540(実測床巾1520)mmと
ハイエース、NV350の1520mmと大差ありません。

最大積載も、
ロングボディ(4ナンバーいっぱい)で1250kg。
標準ボディ(30cmぐらい短い)で1000kg。
2022年基準の他社1BOXと変わらない積載量です。
恐らく、満載すると88馬力のエンジンとフロントの14インチホイールに収まる小さなブレーキが音を上げますが(笑)



ちなみに、諸元表を見るとリアオーバーハングは
・ブローニイ1175mm
・ハイエース1075mm
となっており、ハイエース200系より100mmも長いです。
その分、フロントオーバーハングは
・ブローニイ 895mm
・ハイエース 1040mm
と145mmも前が短いことがわかります。
意味するものは....
クラッシャブルゾーンの無さですね(笑)
いやマジで笑えないレベルでペダル類とバンパーの距離が有りません。
開発当時はこの安全基準でOKだったのでしょうね。
燃費

4

625km(一般道のみ)をエアコン無しで走って、
12.4km/L程度。
たまにアクセルベタ踏みしたり、
そこそこエンジン回したりした割には優秀かも。
大人しく走れば14km/Lを狙えるか!?

2024年5月
一般道のみで香川~愛媛(四国カルスト)間の往復570kmで、
14.4km/Lを記録。
価格

-

故障経験
5.5万キロでグロープラグ4本ともお亡くなり。

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