御三家（いすゞ、トヨタ、日産）の順位は？

Question

今は乗用車から撤退したいすゞ自動車を含み、昔はいすゞ、トヨタ、日産の３社を日本自動車業界の御三家と呼んだそうですが、その当時の順位はどうだったのでしょうか？御三家とはいうものの、やはりトヨタ、日産、いすゞの順だったのですか？もしかして、いすゞ自動車が日本の自動車メーカーのトップだったという時代もあったのでしょうか？

Answer 1

自動車会社としてのキャリアとしては日産、いすゞ、トヨタの順番。日産の母体である日本産業は明治政府の建てた官営工場を引き継いで始まった会社で、自動車を手掛ける上でも政府が招聘した外国人の技術者が関わっていた。

いすゞも官営工場を引き継いだ石川島播磨重工(今のIHI)が、イギリスのウーズレイ社と契約して車を作り始めたのが最初。最初は乗用車だったけど売れずにいるうちに関東大震災で丸焼け。一転してトラックを作るようになって今のいすゞ(＆日野)の路線が決まったんだけど、陸軍向けには特製の乗用車を作ってたみたい。だから、いすゞは軍と深くつながっていた。

トヨタは元々織機のメーカーで、車への参入も他の二社より遅かった。でも政府や軍の息がかかっていない、本当の意味での民間企業だったと言えるね。

質問者からのお礼コメント

詳しいご回答をありがとうございました。日産、いすゞ、トヨタの順番だったことを覚えておきます。