いすゞ のみんなの質問

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商業用トラックに関して、質問です。

最近の日野、UDトラックス、いすゞ、三菱ふそうの大型貨物トラックでは、ハイルーフ(運転席部分が荷室と同程度の高さまである)の車両が増えてきましたが、どうも「今更感」が拭えない気がします。

10年くらい前の型式だと座高+30㎝も無いような空間でした。

そのような構造に「どうふうばん?(乗用車で言う「エアロスポイラー」)」というのを装着してありますが、「全高3.8メートル」の範囲内で車両を製作するなら、初めから「荷台が全高3.8メートルなら、運転席の全高もそこまで引っ張れば、室内空間も広く確保出来る。」とは思わなかったのでしょうか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

ハイルーフのメリット
・ドライバーの居住性向上
・空力性能向上(エアデフ未装着のバンボディに限る)=燃費の向上
※ただし空力を優先し前方を傾斜させると室内空間は狭くなる。
逆に居住性を優先し前方に室内空間を広くとる場合には効果が低い。
結果、空力だけなら標準ルーフ+エアデフの方が有利。

ハイルーフのデメリット
・車両重量の増加
→貨物の最大積載重量の減少=フル積載時の運行一回あたりの利益率低下
→燃費の悪化(荷物の積載量が同じ場合)
→動力性能の悪化(荷物の積載量が同じ場合)
・車両価格の上昇(生産数が少ない・部品点数や工数が多くなるため)
・空力性能悪化(平ボディなど架装部の車高がキャブより低い場合/全面投影面積が増えてしまうため)=燃費の悪化
・消防はしご車のはしご、冷凍冷蔵車のエバポレーター等、キャブ上にも架装の一部がかかる仕様の車はそもそも成立しない。

つまり、快適性を重要視するドライバーにとっては魅力ある仕様なのですが、経済合理性の視点や架装性の点ではデメリットの方が多く、特にそこまで居住性を重視しない多くのユーザーにとってはむしろデメリットしかないため、何だかんだで標準ルーフの方が主流なんです。

メーカーは基本的に「採算性」で判断しますから、一定数のドライバー個人の根強いニーズがあっても採算が合わないものは作りません。

開発、製造の観点から言うと、仕様が増えると開発、製造設備、製造工数、部品管理などあらゆる点でコストが増えますから、それを超えるメリットがない限り仕様を出来るだけ絞る方が合理的です。
前述通りハイルーフで成立しない仕様の車型がある以上、ハイルーフの方を標準にすることは出来ないため、仕様を絞るなら標準ルーフの方が優先になります。
また、通常だとハイルーフの仕様を用意してもその分だけ単純に総販売台数が上乗せされる訳ではない(標準とハイルーフでシェアを奪い合う確率の方が高い)ので、むしろ量産効果が下がり、車両価格が上がるか、採算性が悪化するかのどちらかになります。
メーカーは昔から一部のドライバーがハイルーフを熱望していることを理解していましたが、総合的に考えてデメリットの方が大きかったため、これまで採用を見送ってきました。

ですが最近のドライバー不足により状況が変化しました。
事業者がドライバーの要望をより重視する様になり、必然的にハイルーフのニーズが高まってきたからです。
こうなってくると、メーカーはハイルーフをラインナップしていないことで他社製品にシェアを奪われる可能性が出てきます。
その結果、採算性の観点からもラインナップした方が得と判断を変えたということです。
つまりドライバーにとっては「今さら」に感じても、メーカーにとっては「ようやくここへきて採算の目途が立つ状況になった」なのです。

その他の回答 (5件)

  • ハイルーフに乗ってますが、長距離でもないので、頭上空間は要らないです。利点はヘルメット収納だけで、カーテンの使い勝手も悪く、何よりクーラーの効きが心配です。

  • 細かい経緯は判らんけど、コストカットも有るみたいですよ。
    昔はハイルーフキャブはオプションだったかと。
    それが運転手の環境改善とか、複数のキャブの設定コストが等が絡み合ってハイルーフが標準になってるそうです。

    まあ、これは新車のダンプを購入した顧客から聞いた話しですけどね。
    本人はハイルーフなんかダンプだし不要だったんだけど、ハイルーフが標準設定になってたとか言ってました。

  • 運転手も「荷物」の扱いでしたから…
    運転席の全高を高くし、面積を大きくすると衝突時の安全性に大きく影響すると思われます。材料や解析技術の進化でやっとここまで来た感はありますね。

  • そのもう少し昔は平ボデーが主流でした。

  • 大型トラックのハイルーフ化は、運転席の快適性向上や省燃費効果を目指した結果です。初期のトラックは荷物運搬能力を重視し、運転席の空間は狭く設計されていました。しかし、長時間の運転による疲労軽減や生活空間の確保など、ドライバーの作業環境改善が求められるようになり、ハイルーフ化が進みました。

    また、ハイルーフは空気抵抗を減らす効果もあります。トラックの前面に風が当たると、そのまま上に流れてしまうと荷台部分に風が当たり、燃費が悪くなります。しかし、ハイルーフにすることで風を上に流すことができ、燃費向上に寄与します。

    ただし、ハイルーフ化にはコストがかかりますし、全高制限やトンネルなどの通行制限もあるため、すぐには普及しなかったと考えられます。

    ※この回答は生成AIで作成したものであり、最新の情報や完全な正確性等を保証するものではありません。

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