快進社という自動車会社は、日産といすゞの前身となった企業ですか？ だとしたら、日産といすゞは同じルーツを持つのですか？

Answer 1

そうですね。なので日産には創業者が2人いるような感じです。日産コンツェルンは鮎川で快進社は橋本だったかな？

Answer 2

直接の先祖というよりは遠い先祖の1人・数ある先祖の中の1人といったところです。

快進社(この時に誕生したのがDATブランド)は乗用車メーカーとして出発しましたが最終的にはトラックメーカーに転身します。そして別の乗用車メーカーである実用自動車製造と併合してダット自動車製造と改名します(この時に誕生したのがDATSONブランド)。
後にダット自動車製造は鮎川財閥が経営する戸畑鋳物の傘下に入ります(この時に誕生したのがDATSUNブランド)。
そして国策のためダット自動車製造のトラック製造部門は石川島自動車製造所と合併して自動車工業(後のいすゞ)となります。
ただし石川島自動車製造所はウーズレーのライセンス生産や国産トラックで既に実績を上げている会社であり創業開始も快進社と大差はありません。
資本的・経営的には石川島自動車製造所がダット自動車製造を吸収した形です。

一方で鮎川は自動車工業の誕生後にDATSUNの商標と小型車製造部門を手に入れ、自動車製造株式会社(後の日産自動車株式会社)を設立します。

なお、旧日産ディーゼル(現UDトラックス)は同じ日産グループに属してはいますが、ルーツは上記の会社とは全くの無縁です(日産グループに入ったのは1960年でそれ以前は鐘紡傘下でした)。