ダイハツ キャストアクティバ 「クッソ長いレビュー的なもの 懐古厨 VS キャストアクティバ編 Ver.1.8」のユーザーレビュー

にゃー会長 にゃー会長さん

ダイハツ キャストアクティバ

グレード:アクティバ G“SA III”_4WD(CVT_0.66) 2017年式

乗車形式:その他

評価

3

走行性能
3
乗り心地
3
燃費
4
デザイン
4
積載性
2
価格
4

クッソ長いレビュー的なもの 懐古厨 VS キャストアクティバ編 Ver.1.8

2018.4.19

総評
ふと先日乗らせてもらった「ダイハツタフト」の事を見直してみたら、このアクティバが終売になっていることに気づいたのでVer.1.8で見直しなど。でも価格面でその事を既に書いていたので完全に忘れ去っていたことになるが、まぁ各部見直しなど。あと、もう残念ながら新車ではなくなったので改題をば。俺にとっちゃ十分新車なのだが。このクルマは事実上、テリオスキッドの後継モデルとなっているらしい。実は以前テリオスキッドにも何度か乗ったことがあったのだが、あっちは正直レビューで書く事も大して無くパッとしないクルマであった(個人的な見解)。しかしキャストアクティバに関しては各種先進装置は置いといて装備関係もナウい(死語)のでこれといって不満もなし、ざっくり言っていいのであれば「いい車」である。

さらに上級グレード、そんでもってターボ付きなら言うことナシなんだろう。以前、別車種のレビューでも書いた気がするが、やっぱ車を買うときはケチらないほうが後々のことも考えると良いのだと再実感した。NAの当モデルは要所要所でパワー不足を感じるので、やっぱ軽自動車にはターボあって然りなのかな、と。

と言っておきながらやはり慣れというのはあって、乗り続けていると「これでも別にいいかな」くらいの気になってくる。正直わざわざこの車を選ぼうとまでは思わないが、そこまでクルマに興味がない人にはオススメしてもいいと思っている。ほら、「クルマに大して興味ないけど運転は好き」みたいな人って居るじゃないですか。そういう人にオススメしたい。使い勝手はいいしエコカーだし操作性も良好。デメリットに関しては幾つかあっても結局のところ慣れてしまうものばかりで、決して欠陥要素ではない。強いて言えばやはり「完成されきっている」感があるので、ここから自分好みにカスタムする伸び代は他の車に比べて少し低い、気がする。やろうと思えばナンボでも出来るけどな。

で、このアクティバも現在は終売となって後継車に当たるのがタフトというわけだ。そちらもレビューしてますんで良かったらどうぞ。
満足している点
【減速感のなさ】
回生ブレーキとかの仕組みは正直あんまし理解してないのだが、とりあえずコイツはアクセルオフ時の減速感が殆ど感じられなく、60Km/h走行時からのアクセルオフはチャリンコ乗ってる時のような爽快感すらある。空走が楽しい。なので最近のエコカーでは低燃費を叩き出すために必須である「アクセルを一定ではなく状況に応じて都度抜く」というエコ走行に適したクルマなんじゃないかと。

【Bi-Angle LEDヘッドランプ】
1灯のLEDランプでハイ/ローの切り替えを行うという。マジか、すげえな最近のクルマ。低消費電力によって、低燃費にも貢献するとかなんとか。乗車人数や荷物の量に応じて照射軸の上下方向を調整できるレベリング機能も付いている(マニュアル式)。クッソ明るいしすぐに点くし、ぶっちゃけ文句のつけようがない。

【LEDフォグランプ】
フォグまでついてる。光源関係については言うことナシ。

【衝突警報機能】
ぶつかるぞ!って時にクルマがブザー鳴らして警告してくれる。脇見運転とかに有効。というか恥ずかしながら、この機能で一度命拾いしている。

不満な点
【ウォッシャータンク】
給水時の話。給水管が直角に曲がっているつくりのため、ウォッシャー液を補充する際にノズルを突っ込んでも逆流して溢れまくる。零さないようにするには、とにかくゆっくり慎重に継ぎ足さなければならない。

【モッサリ感・パワー不足】
ある程度はPWRスイッチを押すことで解消されるが、やはり軽にはターボが必須なのだと思った。低燃費走行を意識させられる作りにもなっているため、尚の事モッサリした加速が寧ろドライバーのフラストレーションを加速させる。

【2500回転時のエキゾーストノート】
慣れるっちゃ慣れる、と思う。しかし、初見はかなりビビるんでないか。やっすい低速スカスカの社外マフラーに変えたポンコツ車みたいな無駄に野太い音が響く。この時ばかりは静粛性に富むなんて、口が裂けても言えない。2500回転に上がった途端にコレである。で、3000回転くらいまで上がると大人しくなる。なんなんお前。PWRスイッチON時で5000回転まで回ってるときにも鳴る場合があるが、こっちはまだ納得がいく。

【ワンタッチターンシグナル機能付
方向指示スイッチ】
ダイハツお馴染みなのか知らんがムーヴにもついていたウィンカーレバーのこと。手を離すと元の位置に戻るレバーは慣れれば良いのかもしれないが、それまでは違和感とかナントカでちょっとアレ。アレなんだ。アレ。個人的には懐古主義だから、昔ながらの方式のほうが好みかなあ。

【純正オーディオ】
メーカーOPなんかだとちゃんとしたHDDナビとかが付いてくるんだろうが、そうでなければ型番忘れたが非常にシンプルで洗練されたデザインのCDデッキが付いてくる。このデッキ、低音高音の調整が一切できず、噂によるとオートラウドネスという自動でテキトーに低音効かせてくれる機能が働くのみ。AUXジャックがあるのでスマホで音楽も聴きやすいが、なんせ音がつまらない。音量上げていくと何となく臨場感上がっている気分になれて、昔スペックの低いデッキを使っていた頃に音量だけ爆音にして無理にテンション上げていた若い時を思い出して何だか感慨深くなった。
デザイン

4

特にツートンカラーがオサレ。昨今蔓延るイカついツラしたクルマが多い中で、丸目の穏やかな感じは貴重に感じる。それでいて女々しい印象でもないので、誰が乗っても良さげ。初音ミク仕様に乗ってるお兄さんとかよく見かけるしな。最近は流石に?オタイベントの駐車場ぐらいでしか見かけなくなったけど。
走行性能

3

2500回転位まではモッサリした加速感が拭えず、ノロい加速の割にやたら低く音量の大きめなエンジン音がやや耳障り。3000回転から割とマシになってくるので、基本的にこの辺まで回してやらないと快適走行とは言えない。一度高速域まで出してしまえば、あとはスイスイ走ってくれる。

車体の割に、コーナリング性能は割かし高い方なのではないだろうか。大きなロールも感じられず、小回りも効くので結構な速度でクインッと曲がることも難なく出来る。カッチリではなくややキビキビした部類の走行性。

【スマートアシストⅢ】
通称スマアシⅢ。各種先進装置のこと。いちいちその機能を上げていくとめんどくs・・・いやキリがないほど多機能なのでここでは幾つか掻い摘んでレビュー。ハイビームアシストとか警報とかエコアイドルとかそういうのはぜーんぶこのスマアシⅢさんが担っている。

【車線逸脱警報】
相変わらずお節介でうるさい(音量的な意味でも)ので速攻でオフにした。居眠り運転防止には良いと思う。

【自動ハイビームアシスト】
今回のはけっこう人間の感覚に近い。というかやや過敏気味ではあるが、安全のためにはそれくらいがちょうどいいのだろう。オートライトモード自体が既に「え?まだいいじゃん」くらいの暗さでも点灯してくる。やはり頻繁にローハイを切り変えてくるので、一回使えば満足してしまう。対向車が来たらひと呼吸おいてローに切り替えてくるというタイミングは、なんだか人間臭さみたいなものを感じさせる。


【最小回転半径】
4.7m。まあ特に気にしたことはないが小回りはしっかり効いてくれている、はず。

【パノラマモニター】
メーカーOP。今回乗った車両には付いてなかった。

【PWRボタン】
ステアリングの右側にある、スイッチを押すことによりアクティバの闘争本能が解き放たれる。いわゆるDアシストというやつで、エンジンの回転数が目に見えて上がり、電子スロットルが割かし高開度に制御されるようになる。この機能でようやくマシな動力性能を得ることが可能になるが、メーターの葉っぱマークは露骨に姿を消してしまうので、従来のエコエコな走行は出来なくなる。とは言うものの、シーンによってうまく切り替えて使ってやれば、そんなに燃費にも影響無いんじゃないかとも思う。スロコン買わなくて良くなるね、やったね!

【アイドリングストップ】
もはやお馴染みの機能。ムーヴの時に一度経験しているからなのかわからないが、ブレーキペダル踏み増しによるエンジン再始動は比較的緩やかで、そんなに気を使うことは無かった。非常にゆっくりと踏み強めていっても再始動ナシ。まあ、底付きした時点で緩めた途端に再始動するのだが、ペダルもムーヴよりは割と軽い感じなので強く意識する必要はそんなに無さげ。かなり快適な使い心地にはなっている印象。

【DAC(ダウンヒルアシストコントロール)制御】
自慢できるかも知れないアクティバ専用装備。雪道などの滑りやすい下り坂や険しい傾斜を降りる際にDAC制御スイッチをONにすると、ドライバーがブレーキ操作をしなくてもクルマが自動的にブレーキを掛けてくれるハイテクシステム。フットブレーキの使用によるタイヤのロックを防ぐというのでエンジンブレーキか何かで制御するんだろう。すごいぞアクティバ、と思ったら、あんまりにも多用するとブレーキ装置が過熱するらしい。というかそんな険しい所滅多に走らないから使ったことないやごめんねアクティバ。

【VSC&TRC】
TRCはトラクションコントロール、VSCはASCみたいなもん。スイッチ操作でオフにもできる。TRCのみ切る、なんてことも可能。ぬかるみや深雪路脱出時にどうぞ。

【グリップサポート制御】
こちらもアクティバ専用装備(4WDのみ)。VSC&TRC機能の延長みたいなもんで、いわゆる4輪デフ制御っつうんだろうか、そういうやつ。是非冬場で使ってみたい。夏場だったから出番無かったのが残念。

乗り心地

3

減衰力が無いというか、悪い意味で油断のならない足回り。気を抜いていると「ヴッ」と来る衝撃がやってくる。ロールは比較的少ない。とはいえ腰に来るような負担は感じられず、どっちかっつうと少し硬めの脚のような気がする。おかげで割とキビキビした走りができる。


【純正シート】
シートチルトがついているので高さも調整可能。窓開けて右肘を掛けるようなワイルドスタイルを取りたい人は是非。座り心地は悪くないっつうか、普通だと思う。気持ち、ちょい硬めか。シートの高さはかなり広範囲且つ細かな調整が効くのでいろいろ試してみるといい。個人的には高めの方が視界も確保しやすくドラポジも決まりやすかった印象。とにかく、シートチルトの重要性が非常に高く感じられた車だと思った。
シートの硬さは、まあ、普通なんじゃないかな。気持ち硬めでフカフカしない。

【キーフリーシステム】
やっぱりコレがあると一々キーを挿して回して、みたいな動作もないし楽で良い。しかし、エンジン始動時はブレーキを踏まないといけないのが鬱陶しい。ATなんだけどなあ、しゃあないかあ。
車外ドアスイッチも勿論あって、リアハッチ側は無いじゃないか!と思ったらヒンジカバー裏にあるのでちゃんと使えます。やっぱ便利やね。

【オート格納式カラードドアミラー
(キーフリー連動)】
リモコンで施錠するとミラーが格納される。が、その後に「車内に忘れ物した」とかで解錠したとしてもミラーは一々開かない。気が効いてるな、とは思うが、ということはつまり愛車の写真撮影なんかをするときは施錠しないほうがいいかもしれない。

【車内照明】
リアラゲッジのみオンオフ不可の電球色灯がついているが、それ以外のルームランプ(前面上部二箇所・中央上部)はLED。点灯切替部は記号っつうか、OFF/図解で記載されてるので分かりやすい。

【ステアリング】
チルト機能はちゃんとついてる。安心して。当該グレードは革巻仕様になっており、径も小さく握りも細いがそこまでチャッチイ印象は無い。しかし、ステアをしっかりと握りたい派にとってはどうにもしっくり来ないかもしれない。あれあれ、レゴブロックみたいな感じよ。ちょっとだけね。取り回しは軽くて扱いやすい。

積載性

2

ゴルフバッグはリアシートを倒し、寝かせて斜めにして積める。積載能力は一人暮らしなら十分かしら。家族持ちには少しキツイと思う。

ロングソファモードという、最近のクルマでは恐らくお馴染みのフロントシートをフラットにしただけの状態であれば車中泊も可能・・・だと思われるが、そこそこ低身長でないと厳しいような気がする。

後席のさらに後ろ、デッキボードの下には大容量の収納スペースがあるらしいが、それは2WD車の話。4WD車は車載工具やらパンク修理キットやらが押し込まれていて、とてもじゃないが収納スペースは充分にあるとは言えない。

【後部座席】
左右別々にスライド・リクライニングが可能。リクライニングはともかく、スライドも別々ってのは場合によっては便利要素。場合によってはな。

【車内収納など】
・フロントセンターアームレスト
収納ボックス付き。長さが軽自動車そのもので足りない感じがするのでゆったりしたアームレストの使い方が出来るかっていうと、正直微妙なところ。それどころか要所要所で邪魔になってくるので俺は基本使わなかった。収納スペースのひとつとして割り切ったほうがマシに思える。

・オーバーヘッドコンソール
前席上部にある収納スペース。主にサングラスケースとして使えそう。標準装備ってのは案外凄い事かもしれない。

・助手席シートバックポケット
シートカバー掛けたら原則使えなくなるやつ。
運転席には無いのか。

・助手席大型シートアンダートレイ
靴が入る。

・ワンプッシュ式オートオープンカップホルダー(助手席)
運転席側にはポケット状のホルダースペースがあり、こちらはプッシュ収納式ではない。

・インパネトレイ(助手席)
キャストスポーツと共通。意外と容積がある印象。その代わりというか、蓋付きのボックスが無いので悪しからず。
燃費

4

街乗り:15~18km/L
遠乗り(多少の気合入った走り含む):18Km/L
街乗り(燃費走行意識):20Km/L
総合平均:19Km/Lぐらい
※メーターディスプレイの平均燃費計参照値。

【給油キャップ】
コードつきのキャップなのだが、コードを引っ掛けるフックのようなものがフューエルリッド裏に付いているのでプランプランしないようになっている。また、締めるときはカチカチとは行かず、独特の感触。「ジッ」という感じ。これに関しては実際にやってもらわないとどうにも説明しにくい。不思議な仕組みである。
価格

4

2020年6月に新車販売が終了しており、ピンキリで色んなのが出回っている。現行の同クラスでピンと来なければ、敢えてこっちを選ぶのもアリなんじゃないかな、と他人事ながら思ってしまう。ぶっちゃけ俺もそのクチなのでもう他人事では無くなってきたのだが。後継車にタフトがあるけど、良し悪しは置いといて「どっちもどっち」みたいな印象。大事なことだか二回言うが、良し悪しは置いといて、だぞ。
故障経験
プロデューサーさん!新車ですよ!新車!

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