現行のBMW MINIクーパーは、エンジンからシャーシからすべて、 BMW車ですが、 旧型のBMW MINIクーパー は、エンジンがクライスラーで、 他の部分は ローバーの設計と技術でつくったので、

Question

まったくBMW車ではないですか？

それとも、BMWイズムがたくさん入っていますか？

Answer 1

BMW MINIの初代モデル(R50)は、90年代にBMWがローバーを買収した後に、ローバーのエンジニアたちが設計を行っていたそうですが、その後BMWがローバーを手放した際に開発部門はBMW陣内に吸収され、一応BMWの手によって最終的な寸法等の仕上げが行われた様です。そんなわけで初代は基本的にはローバーが開発した自動車ではありますが、BMWの名前で出す以上、NGな部分が無いかどうかはしっかりと確認されたハズですし、その点ではBMWの目に適っているクルマと呼んでも間違いは無い気がします。

エンジンに関しては若干の誤解があり、BMWとクライスラーの合弁会社のトライテックが開発したものがR50には用いられています。そのためこの点でも、BMWの息のかかったクルマと呼んで差し支えないでしょう。

まぁR50をBMWイズムが沢山含まれたクルマだと看做すかどうかは、個々人の価値観に最後は委ねられるかなと思いますけどね。



尚、現行(R56)もエンジンはフランスPSAグループとの共同開発のもので、同じタイプのエンジンがプジョーに積まれていたりもします。そのため、エンジンからシャシーまで全てBMW車としてしまうのは若干語弊があるかもしれませんね。

質問者からのお礼コメント

ありがとうございます。

Answer 2

大事なのはそのクルマのブランドではないでしょうか。
クルマは数万点という部品のかたまりです。全てが自社ブランドの工場で造られている訳ではありません。

組立工場ですらアウトソーシングで自動車メーカーが全く別の会社に委託している場合があります。
ドイツオペルの買収で話題になったカナダの自動車部品大手マグナ・インターナショナルは代表的ですが、古くはカルマン等、国産自動車メーカーでも同様です。
ポルシェのフェンダーやボンネットは、ＢＭＷのディンゴルフィン工場で造られていることは、ＢＭＷ工場のプレス技術の優秀性を示しています。

大事な事はそのクルマにそのブランドの魂が装備されているか否かです。ＭＩＮＩもＢＭＷブランドで販売しているのですから、MINI ONE だろうがクーパーだろうが、クーパーＳであろうが、クラブマンであろうが、部品メーカーがどこであれ、どこで作っていようがＢＭＷイズム１００％標準装備です。