アメリカではテスラの充電規格NACSが主力となり、日本の規格チャデモが淘汰されそうになっているらしいですが、これでは日本車EVはアメリカテスラ、中国BYDに完敗しますか？

Answer 1

チャデモ規格については今回のアメリカの事で終わり、という事にはならないと思いますよ。

チャデモの次世代規格3.0は中国と共同開発です。チャデモ、中国の規格GBT、欧米のCCS全ての規格と統合する事を前提に開発したという事で、CCSは参加を拒否した一方で、インドや韓国は参加に前向きと言われます。東南アジアも加わるならば、日本のみならず中国、インドなど経済発展著しいアジア統一規格になります。アメリカ、ヨーロッパ全部を合わせた人口より中国やインド一国だけで上回るのですから。

それより、日本が懸念すべき事はEVについての意思決定の遅さと本気度てす。
日本のトップメーカー、トヨタが自動車生産台数では世界一なのに、EV、水素FCV合わせても世界27位。テスラ、BYDの数十分の1、VWの10分の1以下です。
日本ではトヨタがありとあらゆる面で世界の自動車メーカーを超越した圧倒的な技術を持っている、という思い込みの人だらけですが、現実は自社ディーラーにさえ急速充電器の設置が遅れている程度。質問者さんが仰るような世界の動きには何一つ加わる事も出来ません。

さらに、「EVなんか将来性無し、水素こそ有望」という人も沢山いますが。
水素FCVのMIRAIは発売から8年にもなるのに、水素充填ステーションは未だに全国で百数十ヶ所。足元の日本で、全国にディーラー網があり、抜群の知名度とサービスの安心感があるトヨタなのにMIRAIが殆ど売れていない現実から目をそらし、「まだ本気でないだけ」「その気になれば簡単に世界一」などと言うだけの日本に危機感を覚えるべきだと思います。