2015年7月
■2015年7月
アウディジャパンは中核ステーションワゴンであるA6アバントをベースにしたスポーツモデルのS6アバントに、外観デザインの変更やエンジンの改良など、ビッグマイナーチェンジを実施し、2015年7月30日に発売した。
外観デザインは赤地のSバッジが装着されるフロントのシングルフレームグリルの形状を変更したほか、ヘッドライト、バンパー、エアインレットなどが変更されている。リヤもテールランプやバンパーが変更され、サイドシルも変更された。
ヘッドライトは最新のマトリクスLEDヘッドライトを標準装備する。ハイビームアシストなど64段階にも及ぶ自在な制御を実現したマトリクスLEDヘッドライトの装着車は、夜間の走行安全性を高めるほか、ウインカーを使うと内側からクルマが向かう外側に向けてイエローのラインが流れる「ダイナミックインジケーター」を内蔵する。
搭載エンジンはV型8気筒4.0リッターのDOHC+インタークーラー付きツインターボ仕様で、331kW(450ps)/550N・mの動力性能を発生する。組み合わされるトランスミッションは7速Sトロニックだ。
駆動方式はセルフロッキングディファレンシャルが前後アクスルのトルク配分を行うクワトロのフルタイム4WDで、S6アバントには左右後輪のトルク分配をアクティブに制御するスポーツディファレンシャルを標準装備する。
安全装備の充実化では、従来からのアウディプレセンスプラスに加え、アクティブレーンアシストやサイドアシスト、セカンダリーコリジョンブレーキなどが標準装備された。
このほか、MMIに統合される進化した仕様のアウディコネクトでは、コンシェルジュサービスやグーグルアースとの連携、Wi-Fi対応などが採用され、足の動きで開閉が可能なバーチャルペダル機能付きオートマチックテールゲートも装備されている。
2018年1月1日には価格改定を実施した。