アウディ A4 アバント (ワゴン) 「ヨーロッパ産の名車 この車は、自動車の...」のユーザーレビュー

ヨーロッパ産の名車 この車は、自動車の...

2002.6.15

総評

ヨーロッパ産の名車
この車は、自動車の歴史において、必ず名車の1台として、将来ノミネートされるだろう。なぜならば、自動車としての基本性能がきちんと設計され、それに基づいて製造されているからだ。
A4に乗ってしまうと、国産車の基本設計は、全て頼りなく感じてしまい、妙に「恐怖感」を覚えてしまう。
いろいろ注文を付けたが、日本で考えると、都内や鎌倉などの狭い街で乗るには最適の車だと思う。デザインも優れているし（新型A4よりも良いと思う）、日本の風景に良く合うと思う。
最近のアウディの都会的でスタイリッシュなイメージを最初に与えたのは、この初代Ａ4だろう。
ベンツやBMWではないプレミアムブランドのイメージを確立したエポックメーキングなモデルだと思う。
A4に限らないが、アウディに20～30代の若い世代が、友人や恋人あるいは家族を乗せていると、とっても似合うと思います。
もう、新車で手に入れることはできませんが、何かの理由で、初代A4を手に入れるチャンスがあれば、エンジンノイズに我慢できるなら絶対に一度は乗っておくべきだと思います。（エンジンノイズも、人によっては全く気にならないレベルです）

満足している点

日本国内（特に、都内や鎌倉など）で乗るには最適の大きさ。フェードする事の無い秀逸なブレーキ。国産車ユーザーである友人もびっくりするほど、充実した装備内容と内装の作り込みの良さ。長距離を走行しても疲れにくいシート。ハンドリングにしても、ブレーキにしても、サスペンションの取付け剛性にしても、ボディー剛性にしても、全てしっかりしており、どんな状況下でも快適かつ安心して運転できる。ノーマルのハロゲンランプでも十分明るいヘッドランプ。ワゴンと言えども、決して田舎っぽく無く、センスの良い都会的なデザイン。
5バルブと可変バルブタイミングが付いたエンジンなので回転は非常に早い。あっという間にレッド・ゾーンに達する。4000回転を超えると「キーン」という良い音を発生させながら回転する。
直進性が非常に良い。A4の「ハンドリング・オン・ザ・レール」の感覚は、FFだの、FRだのという論議を、霞ませるだけの説得力がある。
法定速度を大幅に上回る速度で巡航する方が、エンジンにしても、サスペンションにしても滑らかで快適になるのには驚いた。

不満な点

エンジン音は、かなりうるさい。（特に、排気の排圧が強い）
一方、加速はトロイ。つまり、料金所からのダッシュは、エンジン音ばかり大きくなって速度は上がらない。（回転計の針は、6200回転位まで回るが、速度計の針は物凄く鈍く回転する）
気温が上がって、エアコンを使うと、「プワーン」と物凄いエンジンからの悲鳴が聞こえ、静かな夜には、離れていても聞こえる。（近所迷惑だと思い、いつも気を使う）
内装の見た目は良いが、段差を乗り越えると軋む時がある。
特に、新車で購入してからずっと、運転席側のドアとウィンドウ付近から「カタカタ、ゴトゴト」というノイズが聞こえ、何度もディラーに持ち込んで直しても、全く直らず、諦めている。
特に、AMラジオの受信能力が低く、いつもエンジンノイズを拾っている。
大人5人が乗車するとかなりつらい居住空間。
非効率的な4AT。都内の渋滞のような、「ストップ・アンド・ゴー」が多い状況では、燃費は極端に悪くなる。
ATのプログラミングも日本の道路事情に適合していないと思う。50km/h位の速度域では、なかなかシフトアップしないし、DからRにチェンジすると1～2秒位のタイムラグが発生する。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験