アウディ A4 アバント (ワゴン) 「走る楽しさは希薄・・・CVTが・・・ A3の1.4Tから先日乗り換えました。この評価では主にA3との比較になります。詳細については長所＆短所にて記載し」のユーザーレビュー

走る楽しさは希薄・・・CVTが・・・ A3の1.4Tから先日乗り換えました。この評価では主にA3との比較になります。詳細については長所＆短所にて記載し

2011.11.15

総評

走る楽しさは希薄・・・CVTが・・・
A3の1.4Tから先日乗り換えました。この評価では主にA3との比較になります。詳細については長所＆短所にて記載しますが、A4の購入をお考えの方に少しでも参考になればと思います。
まず結論から言ってしまいますが、A4を購入するのであればSトロニックを搭載したクワトロモデルを強くお勧めします。もし予算的に厳しい、クワトロは不必要と言う方であれば、減税には間に合いませんが、このCVT搭載モデルの購入を見送り、とりあえず来年のマイナーチェンジ(2013年モデル)の発表まで待つか、数十万プラスでパドルシフトの付いたSラインにした方が良いかもしれません。と、言うのものこのモデルは日本で販売しているアウディの中で唯一のCVTモデル。「もはや風前の灯」です。いつSトロニックに仕様変更になっても変ではありません。更に1.8と比較してCVT特有のワンテンポ遅れて加速する何とも微妙なアクセルレスポンスは2リッターになった事で随分と改善はされましたが、完璧ではありません。相変わらずモワモワ～と言うのか、ダラダラと加速するCVT特有のクセはどうしても残ります。Sトロニックのダイレクト感、（1.4のA3でさえキビキビ）を知ってしまうと、加速感は鈍重であり、走る楽しみは明らかに希薄です。車に何を求めるかは人それぞれですが、アウディを所有するのであれば、気品ある内外装のデザインと、排気量からは想像も付かぬ俊敏でキビキビと走るイメージに合ったSトロニック搭載車を選ばれた方が個人的には良いと思います。
ではこの2.0のCVTモデルは駄車なのか？と言われれば、決してそうではありません。完成度は高いです。A3(A3がモデル末期という事も含めて)よりも静粛性、足回り、ボディ剛性等が大幅に向上しています。A3時には100km/h位の運転感覚で運転していると、このモデルでは知らぬ間に130～140km/ｈに達し、スピード感覚が変化してしまう程に車自体が非常にしっかりしていて完成度は高いです。ただあまりにもSトロニックという変速機が素晴らしい出来で、更に車を楽しく変化させるのです。よって繰り返しになりますが、A4購入をお考えの方は、CVTモデルよりも、Sトロニック搭載車、最低でもパドルシフトの付いたSラインを強くお勧めします。

満足している点

価格を考えれば当たり前なことなのですが、装備は充実しています。A3では様々な物(ナビ、LEDポジションランプ＆ディスチャージライト等)がオプション設定、A4は殆ど何も要らない。小生はマフラーのパイプフィニッシャーを追加しましたが、強いて言えばリアマットくらいで全て揃っています。欲を言えば電動シートにメモリ機能があれば良かったとは思いますが、そんなのは小さなこと…本当に至りつくせりと言った具合です。内装もアウディらしく細かい所まで実に手抜きなく造りこみをしています。Sトロニックさえ知らなければ、これだけで「買い」だったかもしれません。
計器類もA4からはMMIが搭載されています。A3もシンプルで良かったですが、この使い勝手に慣れてしまうと、もう戻れません。
次に運動性能に関してですが、加速性能に少々難(あくまでSトロニックと比較した上での話)がありますが、スピードに乗ってしまうと、実に快適なクルージング性能を見せます。総評にも記載しましたが、ボディ剛性が非常にしっかりしていますので、足回りも実に頼もしく感じます。また2.8ｍ超というロングホイールベースは直進時に安定しており、上記のクルージング性能に一役買っています。かといって、小回りが悪いのか？と言われれば、そうではありません。エンジンが縦置きな為にハンドルが切れるのでしょう。取り回しにA3の最小半径5.1ｍ程ではありませんが不便さはありません。むしろあのA4の図体から考えると小回りは良い方だと思います。よってある程度運転に慣れた女性であれば、難なくこの車を使いこなせると思います。

不満な点

意外に燃費が伸びません。まだ慣らし状態からかもしれませんが、街中で10前後、高速でも12強と言った具合です。個人的には高速で14km位行って欲しい。そして、オイル消費が激しいこと。個体差があるだしいのだが、慣らし状態が終わり安定するまで目安として「1200～1300ｋｍ走行ごとに800ccの補充をお勧めします」って…。因みに小生、1500ｋｍ走行したが補充するほど減っていない。
次にブレーキ性能。A3と比較して重量が増した事が影響していると思うが、A3より効きが明らかに劣ること。まぁ、A3のカックンブレーキに慣れてしまうと、次に車を乗るときそうなるだろうな…とは思ってましたが、慣れるまでに時間がかかりそうです。
また、よく指摘される左足の置き場。あの妙なでっぱりです。幸い小生のドライビングポジションには全く影響は無かったので、さほど気にしていませんが、でもそこは内装に定評のあるアウディ…もう少し右ハンドル諸国の事を考えて車作りをして欲しかった。コスト削減の影響が見え隠れしてしまいます。
そして一番の欠点、総評にも記しましたがCVTであること。試乗レベルでは判りませんでしたが、誰が乗り比べてもSトロニックよりも運動性能は劣ります。A3のキビキビ感の方が圧倒的に楽しいです。なので少々、後悔しているのも事実です。個人的にはSトロニック搭載車が絶対に良いと思います。もし、どうしてもというのであれば、販売店と相談のうえ、長時間の(可能なら２～３日借りて)試乗をして吟味することを強くお勧めします。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験