アウディ A4 アバント (ワゴン) 「買戻しリストＮｏ．１ とにかく良く出来たステーションワゴン。 唯一積載量だけは同クラス平均点以下であるが、その小さく豪華な荷室に付加価値を見いだせる人」のユーザーレビュー

買戻しリストＮｏ．１ とにかく良く出来たステーションワゴン。 唯一積載量だけは同クラス平均点以下であるが、その小さく豪華な荷室に付加価値を見いだせる人

2012.3.31

総評

買戻しリストＮｏ．１
とにかく良く出来たステーションワゴン。
唯一積載量だけは同クラス平均点以下であるが、その小さく豪華な荷室に付加価値を見いだせる人にとってはセダンより美しい（個人的には）エクステリアデザインも含め積極的に選ぶ価値がある。大きく派手になってしまった現行型よりも考え抜かれたデザインやパッケージに古典的ドイツ車の良さやAUDIの良心的な車造りへの姿勢が色濃く宿る。
過去所有の車輌であるが自身の買戻しリストＮｏ．１に挙がる非常にバランスの良い優秀な設計である。
エクステリアデザインは2000年代前半のAUDIらしい面の張りで緊張感をもたせた構成で奇抜なデザインキーは皆無であるが、現行型とは全く違う存在感が今見ても魅力的である。
内装は当時スポーツパッケージ(後のS-line)と呼ばれたOPに含まれるレカロOEMのファブリックスポーツシート（ランバーサポート以外は全て手動調整式）、スイッチトロニック付き３スポークステアリング、などが特徴でSEグレードとは正反対の質素であるが造りのよい雰囲気が家族にも案外評判であった。当時の輸入車のレベルでは内装の造り込み精度はトップクラスでプラスチック部品に与える質感の上質さも特徴であった。
但し先代からの課題であった後部座席足元寸法は身長180cmの私がドラポジを確保した場合、大人の男性の乗車は厳しく女性か子供が快適に過ごせる程度のクリアランス。
エンジンは当時クワトロと組み合わされる最小排気量の1.8T（直４縦置きシングルturbo）でパワーこそ170PS程度であったが上位機種の3.0V6に迫るフラットトルクと5段のスイッチトロニックのマニュアル操作で必要十分の走行が可能で、現在トレンドになっている小排気量化＋TURBOの流れを先取りしたようなスペックであった。
また車両サイズはコンパクトであるが軽量高トルクのTURBOエンジンとクワトロシステム＋スポーツサスペンションの組合せによる重厚感あふれる走行フィールはいかにもドイツ車らしく、高速で長距離を走行するシチュエーションでは車格を忘れさせる安心感がこのモデルを特徴付けている。

満足している点

大き過ぎないボディサイズに軽量高トルクのTURBOエンジンとクワトロ＋スポーツサスが生み出す想像以上の重厚感ある走行感覚がこのモデルの最大の価値であり、同じ時代のFF＋CVTモデルとは全く方向性が異なる。内外の高い質感とデザインも相まって、バランスの取れた「いいクルマだなあ」と強く実感できる。また時間の経過で陳腐化しない本質を見極めたデザインも今となってより魅力的である。

不満な点

・良い仕事はするがゴロゴロとうるさいエンジン
・重厚な乗り心地→人によっては重い・ダルイ印象を与えがち
・内装のマットブラック塗装されたプラパーツが傷つきやすく、経年で剥がれやテカリが出る。
・後部座席足元空間が狭い
・荷室容量が同クラス平均以下
・後輪のブレーキダストが酷い（クワトロモデルの特徴）
あえて挙げればこの程度で基本欠点らしい欠点は無く、良く出来たクルマだと思います。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験