マツダ・ビアンテはなぜ不人気だったのでしょうか？？ #ビアンテ

Answer 1

ビアンテが登場した当時は、日本では、ノア／ヴォクシー、セレナ、ステップワゴンなどの1BOXミニバンが大人気で、マツダもボンゴフレンディの代替え需要を含めこの手のミニバンの開発を必要としていました。
しかし、当時のマツダはフォード傘下で、ほぼ日本でしか売れないミニバン１台のために新たなプラットフォームを開発することができませんでした。そこで、苦肉の策としてビアンテはプレマシーやアクセラに使用されるBKプラットフォームを使用して開発されました。このプラットフォームはもともと背の高いミニバン用に開発されていなかったので、国内向けⅯクラスミニバンにとっては、様々な弊害が生まれました。
まず、構造上高い位置にアクセルペダル、ブレーキペダルを配置できず、シートを１BOXミニバンとしてはかなり低い…というか、プレマシーとあまり変わらない高さに配置せざる得なくなりました。そのため、ビアンテは１BOXミニバンとしては異例のベルトラインの低さから、デザイン上の制約ができてしまいました。特にサイドビューはかなり、奇抜なデザインでした。
また、ライバル車が軒並み５ナンバー枠の中（一部スポーティーグレードなどを除く）で、この手のミニバンを成立させる中、BKプラットフォームを使用して作られたビアンテは全幅1775㎜、全長4715㎜という大柄なボディになってしまいました。
これを、トヨタ、日産、ホンダにはかなわない販売網で売るわけですから、人気になるわけがありません。もちろん同じクラスには、もっと販売網が少ない三菱がデリカⅮ５を持っていますが、あれは通好みのミニバンですから長いモデルライフでボチボチ売っていけばよかったわけで…。
価格戦略も問題です。マツダはビアンテの上にMPVというミニバンとしては長い歴史を持つモデルをビアンテの約30万円高くらいでラインナップしていました。MPVは当時のマツダお得意の値引き戦略で売られ、実質的な価格差は15～20万円程度。ビアンテより上級のMPVはリアシートのオートエアコンを標準装備。（ビアンテはマニュアルエアコンをオプションでアップグレード）電動スライドドア標準装備のモデルを選ぶと価格はほぼ同じ。（5万円程度MPVが高いが、その分値引きがMPVのほうが大きい）こうなると、大きいミニバンが欲しければMPVへ、Ⅿクラスらしいサイズのミニバンが欲しければ他社のライバル車へ…といった具合にお客は流れて行ってしまいました。

質問者からのお礼コメント

回答ありがとうございます

Answer 2

既存のマツダユーザーにあの車を欲しがる人が居なかっただけ。
他社ユーザーからも興味を示される内容が無い車。

Answer 3

外装じゃないでしょうか！？

Answer 4

ビアンテの不人気な理由は大きく3つです。

・デザイン
・サイズ
・ブランド力

デザインは言わずもがな悪いですが
これがトヨタが売っていれば結果はわかりません。

今でこそミドルサイズミニバンは3ナンバーが普通ですが
当時は上位クラスやカスタム車を除き5ナンバーが一般的でした。
3ナンバーにはアルファードやエルグランドがいたため
運転のしやすさなら5ナンバー、サイズを求めるならアルファードとなってしまったため中途半端なクラスになってしまいました。
ミドルサイズでも3ナンバーが主流の今なら違ったかもしれませんね

一番の原因はマツダというブランド力です。
当時は今ほどマツダのブランド力は高くありませんでした。
そんな中、他社より割高感のある車をあえて買うでしょうか？
これに関しては同時期に販売していたCX-7にも同じことが言えます。


今のマツダのデザイン力、今のニーズ、今のマツダのブランド力だと
また結果は違うのかもしれませんね

Answer 5

特別見劣りするトコロは少なかったが、他にも強力なライバルが存在するジャンルなので、他社からの代替えを引き込むだけの力は無かった。
ミニバンブームの中、とりあえず他社への流出を最小限にする役目を果たせただけ。各車モデルチェンジする中、小手先や分かりづらい改良しか出来なかったモデル後半に台数が激減したのは当然の帰結。