パサートCC後継のVWアーテオンに試乗。実車披露は3月のジュネーブで
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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2015年春のジュネーブモーターショーで、フォルクスワーゲンがスポーツ・クーペ・コンセプトとして公開したモデルは「パサートCC」の後継であることが明らかだった。低くワイドな4ドア・クーペは、2004年に登場して大ヒットした「メルセデス・ベンツ CLS」に端を発した車種で、以来「ポルシェ パナメーラ」「アウディ A5、A7」さらには「BMW グラン クーペ」などに広がった。
フォルクスワーゲンもパサートCC(開発コード:タイプ35)を2008年に発表し、この波に乗ろうとしたが、残念ながら決して成功とは言えず、このモデルは2016年で生産を終了した。しかし、このセグメントには可能性が残されており、同時にフォルクスワーゲンの事情としてはパサートの上に、新機種を置きたいという戦略もあって、後継モデルの準備を進めてきたのだ。そして発表されたのが冒頭のスポーツ・クーペ・コンセプトである。
今回、厳重なカムフラージュで我々の前に現れた量産仕様のCC後継車には「アーテオン(Arteon)」というモデル名が与えられている。この造語はART(芸術)、そしてすでに中国で発表されたVWのアッパークラス「フィデオン(Phideon)」のEONを組み合わせて出来上がったものだ。
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