新型Mクラス、オフロード性能を雪上で試す!
掲載 更新 carview! 文:佐藤 久実/写真:メルセデス・ベンツ日本
掲載 更新 carview! 文:佐藤 久実/写真:メルセデス・ベンツ日本
インスブルックの空港を起点に最初に試乗したのは、V6/3.5リッターガソリンエンジン搭載のML350 4MATIC ブルーエフィシエンシー。走り始めてまず感じたのは快適性の向上だ。すごく静かで乗り心地も良い。外から見るとかなり大きく感じたボディも、ステアリングを握るとその大きさや重さを感じさせない。エンジンは、効率化が最大のテーマだけに、通常走行においては特にそのパフォーマンスに目を見張るものはないものの、必要に応じてアクセルを踏み込めば、その加速に不満はない。
新型には、Mクラスでは初めてとなるセレクティブダンピングシステムが採用される。センターコンソールにレイアウトされる「コンフォート/スポーツ」の切り替えスイッチにより、ダンパー減衰力と電動パワーステアリングの操舵力も変わる。路面コンディションが良いと、ダンパー減衰力の差はさほど大きく感じない。が、ステアフィールは明らかに異なる。実は、サルーンライクでコンフォートな新型の乗り味には概ね満足なのだが、唯一気になったのが、このステアフィールだ。操舵力が軽いのは楽だが、反力の少なさや接地感の乏しさが気になる。「スポーツ」にするとちょうど良いが、サスペンションは「コンフォート」の方が良い、というシチュエーションもあり、悩ましい。
エンジニアによると、マーケットニーズに基づいた判断により意図的に変えたという。試乗車は欧州仕様だったが、アメリカ仕様はもっと軽いそうだ。電動パワーステアリングは無限大にセッティングが変えられるだけに悩ましいところでもある。日本仕様はまだ変更の余地があるとのことなので、どんな仕様となって上陸するか、期待したい。
信号で止まると瞬時にエンジンが止まり、ブレーキペダルから足を離した瞬間エンジンがかかるECOスタートストップ機能も備える。さらに、エアマチックサスペンションとオン&オフロードパッケージには、前後のアンチロールバーをアクティブに動かし、ロールを低減するアクティブカーブシステムがオプション設定される(日本仕様の詳細は未定)。今回は、装備されたクルマに乗るチャンスはなかったのでその真価を確認することはできなかったが、装備なしの仕様でもハンドリングが向上していることは十分に確認できた。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
F1、雨用ホイールカバー導入を断念。テスト実施も水しぶき低減の効果はわずか「我々は振り出しに戻った」
ポルシェ「911GT3 RS」よりも速い!? テスラ新型「モデル3パフォーマンス」の販売店の反響は?
日産新型「商用バン」登場! “次期型エルグランド”風マスクがカッコイイ! 斬新グリル&ライトの新型「インタースター」約600万円から 仏で発売
日産の人気SUV「エクストレイル」&「キックス」がマイナーチェンジを実施! スペシャルモデルの90周年記念車も設定
“300”との差別化を明確に。“250”は扱いやすく生活に必要なランクル/トヨタ・ランドクルーザー“250”試乗
スバルの「小さなヤツ」登場! “軽ボディ”に“直4スーチャー”の超ド級マシン! 「ヴィヴィオ」が借りられる
〈人テク展2024横浜〉住友電工、自動運転可能な電動小型モビリティを初公開
メルセデス、チグハグな開発方針から脱却? 次のアップデートに自信「”魔法”はないと受け入れた」
オートポリスに“巨人”出現。JRP、鈴鹿市に続き大分県日田市と『地域連携パートナーシップ』を締結
【ブレイズ】5/25・26開催の「tvk かながわMIRAIストリート2024」に出展
傑作という名のモデルが登場!アウディ、「A4」「A4アバント」および「A5スポーツバック」の特別仕様車を発売
HJCヘルメット、クアルタラロの『ル・マン スペシャル2024』レプリカを7月に発売/MotoGPフランスGP
【予算もサイズも性能も好敵手】アルファロメオ「ジュニア」とレクサス「LBX」買うならどっちだ
【購入前にマストで訪れたい】LBXの世界観を体感できるポップアップ展示が世田谷にオープン
シビックがイメチェン&出力アップ! スポーティな25年モデルが米で公開。日本にも近々上陸か
【若手も中堅も不足中】“クルマ離れ”はある意味ラッキー! 自動車メディアを目指す人必見の業界事情とは?
218万円の激安カローラクロス「G“X”」はアリかナシか? 装備をチェックしてみた!
【悲報?】販売好調の人気SUV「ヴェゼル」が商品改良で“大穴グレード”を落とした大人の事情
「シエンタ」が商品改良。変更点は少ないが、ハイブリッド7月、ガソリン8月と納期が大きく改善
イタリア語で「12気筒」を意味する新型フェラーリは「デイトナ」似。SDGs時代もV12は不滅?
【円安効果はごく一部!】国産自動車メーカー好調の理由は日本お得意の“着実な積み重ね”にあった