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アルファ ジュリエッタ イタリア試乗・詳細報告

18インチでも洗練された乗り心地

昔はアルファロメオのテストコースで、現在はフィアットの管轄化にある北イタリアのバロッコと、トリノ周辺の公道で走らせたジュリエッタは、最高性能版の1750TBi 235HPとそれに次ぐ1.4TB 170HPの2台。トランスミッションはいずれも6段MTだった。

最初に乗ったのは赤い1750TBiで、ボディサイドにクワドリフォリオ=四つ葉のクローバーのマークがあしらわれていることからも分かるように、アルファが昔から持つキャラクターのなかでも最も際立つものである、スポーティさを前面に押し出したモデルだ。まずはこいつを駆ってバロッコを軽く走るが、そこで最初に印象に残ったのはスポーティさや熱さではなく、むしろその洗練された乗り味だった。最高性能モデルである上に、オプションの18インチホイール&タイヤを履いていたが、それにもかかわらず路面の当たりは決して硬くなく、良好な路面ではむしろソフトに感じられる。そういえばかつてのアルフェッタや2代目ジュリエッタの脚もブッシュが柔らかい印象で、意外なほど当たりがソフトだったのを思い出した。しかも、1.75リッター直4直噴ターボエンジンの回転感もスムーズだし、大型のアルミシフトノブで操る6段MTのギアシフトも滑らかな作動感が心地好い。試乗前のプレゼンテーションで提示された、Cセグメントでベストのクルマを目指したというアピールの意味が、そこはかとなく理解できる上質な感触を実感できた。

そういった感触をもう少し細かく表現すると、83×80.5mmというショートストロークによって1742ccの排気量を得ている直噴ターボ4気筒は、2000rpm以下から有効なトルクを軽快に捻り出す一方で、6500rpmからのレッドゾーン入口まで極端なトルクの下降なしにスムーズに吹け上がる。したがって、早めにシフトアップして流してよし、低いギアでトップエンドまで引っ張ってよしの、両面を持っている。235psのパワーと30.5/34.6kgmのトルクを絞り出すエンジンで、6段MTを介して1395kgの車重を引っ張る動力性能は、0-100km/h加速6.8秒、最高速242km/hというCセグメントのハッチバックとしてはトップクラスのもので、210psのゴルフGTIの数字を凌駕する。したがって、深めのスロットル開度を与えれば、微かに快音を奏でつつ、胸の透く勢いでスピードをあげていく。

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