ダイハツ ミラココア試乗 オンナ心は掴めるか!?
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:中野 英幸
誤解を恐れずに言えば、コレは正確にはクルマではないと思う。なにしろメインターゲットは、18歳から25歳ぐらいまでの免許取り立てのうら若き女性! 彼女たちに愛されるものを目指して作られているのだ。
よって走りや実用性も大切だが、それ以上にデザインや質感や存在感、かゆい所に手が届くような使い勝手が重要になる。要するに、キティちゃんであり、付けヅメであり、CECIL McBEEにならなけばならない。
しかし、メイン開発者は当然、オヤジである。実際、今回インタビューした商品作りのカギを握るチーフデザイナーの岩村卓さんは、見た頃40代前後の男性。中3のかわいい娘さんがいるそうだが、「最近、あまり話してくれない」と嘆いていた。
が、別に責めてるわけではない。それは当然の状況であり、それにもめげず、ダイハツエンジニアは娘の気持ちにならなければならないのだ。
よって求められるのは「つんく」的思考である。今はやや下火だが依然としてモーニング娘の偉大なるプロデューサーであり、彼の著作には面白いことが書かれていた。
「オシャレ中2女子のマーケティング」だ。小学校から上がって間もない中1でもなく、つまり、受験で手一杯の中3でもない“中2女子”の気持ちを上手に掴まないとモー娘は作れなかったと。もちろん、完全になりきるのは不可能だが、これくらいハッタリの利いたロジックぐらいかませないととても成功は望めない。
そのほか、ココアにはある種の先達であり、重要なライバルがいて、それはスズキ・アルトラパンだ。ラパンもココアと同じく、既存の軽セダンをベースにし、中身は変えずガワだけ変えて大成功した。移ろいやすいヤング女子をターゲットにし、初代は一時9000台という驚異の売れ行きを誇り、今春登場した2代目も、不況にもめげず月4000台前後のスマッシュヒットを続けている。
そして2代目担当デザイナー氏は私にこう告げたのだ。「イメージは少しアカ抜けた相武紗季ちゃんです(笑)」と。そう、狙いは基本地方出身者だが、昔よりアクティブで、ほどよくアカ抜けた元気な子。初代ラパンはどちらかというと「引きこもり系オタク女子」がターゲットだったというが、時代背景をくみ取り、微妙に味付けを変えているのだ。 果たしてココア開発陣はこの手のマーケティングをダイハツ流にできているのか? それを中心にチェックしてみた。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
マルティンが独走でポール・トゥ・ウイン。バニャイアはスプリントで2連続リタイア/第5戦フランスGP
後席ドアを開けたら後ろから来た自転車とドカン! 「後席にもミラーがあれば」と思ったらAmazonで売ってた!
ボルボEX30 詳細データテスト 高い動力とほどほどの操縦性 物足りない乗り心地 厄介な監視機能
中古車を狙っている人必見!! 約10時間&450kmの東京-静岡往復でわかった初代アウトランダーPHEVの実力
マセラティやAMGのタクシーも! メルセデス・ベンツ新型「Eクラス」にタクシー仕様はない!?【みどり独乙通信】
ダ・コスタ、ミサノの雪辱果たす逃げ切り優勝。前日優勝のキャシディ2位、日産ローランド3位|フォーミュラE第10戦ベルリンE-Prix
ちょっとクセが強すぎかも? オラ07 試作車へ試乗 モデル3へ並ぶ航続距離 欧州で販売へ
「SUBAROAD」ってなに? スバル車でなくても使える「寄り道ドライブアプリ」で淡路島を旅してわかった賢い使い方とは
マルティン、フランスGP完全制覇し今季2勝目! マルケス10人ごぼう抜き2位|MotoGPフランスGP決勝
2024年版 世界最速のクルマ 15選 恐るべき性能を持つ「市販車」たち
アストンマーティン初の超高級コンドミニアムが完成! 99%が完成前に成約済みの豪華すぎる全貌とは
70年前の人気「パワーアップ」チューニング モーリス・マイナー(1) 足りないのは馬力だけ
若者も注目するアメ車の“異世界”。「ジープ ラングラー」大幅値下げ戦略と日本で人気上昇の背景
どちらがお好み? コンパクトミニバン対決!「新型フリードvsシエンタ」注目ポイントはココだ
オラオラ系エアーに車中泊クロスター。ホンダアクセスの新型フリード用パーツがなかなかイケてる
【えっ、もう受注開始?】新型「フリード」今日から予約可! 6月の発売待ちは悪手。販売店ナマ情報
レクサスLM“3列6人乗り”ついに発売! 4人乗りと何が変わった? 1500万円でライバルは高級SUV
新型「フリード」は2連ラインLEDの未来顔! 「エアー」登場でまさかのステップワゴン方式に
【まさに次期マツダ6?】マツダが中国で発表した流麗な新型セダンの日本導入が“絶対にない”理由
新型「フリード」5月登場! 「シエンタ」も改良で大激戦。デザイン派かコスパ派かでお勧めが違う
【年内納車も!】CX-80日本モデルは6月発表、8月予約開始。発売が遅れた“嬉しい理由”とは?