プリウスPHV初試乗。EV航続距離や最高速度、快適性能が大幅進化
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:小林 俊樹、トヨタ自動車
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:小林 俊樹、トヨタ自動車
新型「プリウスPHV」の試乗会は、新しい時代の幕開けを体感する有意義な日となった。その魅力ゆえに、おそらく筆者自身も購入するモデルになるはずだ。“おそらく”と付けたのは、まだ発表前なので、最終的な価格やグレード構成などの決断材料を待っているから。とは言ってもおおよその予想は付くので、その辺りも踏まえながらお伝えできればと思う。
今回はナンバー取得もできないタイミングなので、サーキットという限られた環境での試乗だ。触れられた時間も短く、まだまだ未確認要素もあるが、それでも見所は盛りだくさんだ。
まず、先代から採用している太陽光=自然エネルギーによる「ソーラー充電システム」の能力を大幅強化したうえに、駆動エネルギーとしても使えるようにして、計算上は年間で約1000km走行分のエネルギーを確保するという。もちろん、日照時間や屋根の有無といった駐車環境などに左右されるが、日本で最も日照時間が長いとされる長野県や沖縄県などでは、条件次第で1100kmを超える走行も可能らしい。
「もしかしたら充電も給油もしないでクルマを使えるかも!」そんなクルマ社会の未来を予感させる進化に心が躍った。
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