マークXの恐るべき戦略 日本の男のド真ん中!
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:中野 英幸
というわけでますます侮れない品質と、お買い得感を備えた新型マークXだが、個人的にはもっと追い風が吹いている気がする。根の深い不況に加え、なにより今の日本のムードがマークX的志向だからだ。
草食男子しかり、おひとり様しかり、携帯電話しかり、「ガラパゴス化」と言われるように、いろんな文化が日本独自の優しさに満ちた、狭い方向に進化しており、それは日本ならではの過激さを抑えた高級車、マークXにも当てはまる。
そうでなくても日産スカイライン、ティアナ、スバル・レガシィなどの直接ライバルや、ホンダ・アコードやレクサスISなどもどんどんグローバルを向いている。となると逆にマークXの繊細さや、美しさ、手頃なサイズが際立つのだ。
さらに今回のキャッチを見て驚いた。『SAMURAI X』。前回の『男の真ん中…』も良かったが今回も的を正確に捉えている。
コピーもいい。「例え時代が変わっても自分が変わるわけじゃない。心が信じた道なら、胸を張って進んでみないか」。なんともはや…
チーフエンジニアの友原さんによると「今の国内需要はハイブリッドカー的なエコカーが欲しい人が45%、クルマ本来の楽しさを求める人が15%」と少ない。だが、「40%は迷っている」んだそうだ。そこにこそチャンスはある。
以前のマークIIは海外ブランドを知らない人の為の引きこもり系高級サルーンだった。だが、今回のマークXは、もしやベンツやビーエムも知った上で敢えて国内に留まる“サムライ”なのかもしれない。
気づいたら時代は完全にひと回り。マークXよ。案外、侮れないクルマだという気がする。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
MINI、日本初公開モデルをお披露目!東京・渋谷で試乗もできる体感イベント開催
フィアット「500(チンクエチェント)/500C」国内販売終了。累計販売13万台の人気車
いよいよガソリンはリッター200円に!? 補助金の終了が間近に迫ってきた!
1900馬力のピニンファリーナ「バッティスタ」と10台限定の「B95」が日本上陸! イタリア大使館でお披露目された超弩級ハイパーカーとは
日産エクストレイルがマイナーチェンジ。合わせて90周年記念車をリリース
カマルザマン「ドライのマップに変えた」と雨の決勝でベテランの技。Team Frontierは8耐トライアウト首位通過
急きょ出場のデビュー戦でファステストラップの爪痕「シングルシーターでも速いことを示せた」バーニコート/SF第2戦
可能性は感じる ケド「宿題」も多い オモダ5 プロトタイプへ試乗 1.6Lターボの新型SUV
過去最高! 2630台を3カ月で販売したランボルギーニが2024年も好調な業績を維持している理由とは
深夜バス相次ぎ廃止 一般系統も“整理”へ 京成バスダイヤ改正
1200馬力超え“V12”搭載! 「クワッド“バイク”」世界初公開! バイクとクルマ混ぜちゃった! パワーウエイトレシオ1kg/hpの“絶叫マシン”「エングラー V12」英で発表
ストロール、優れたタイヤ管理と戦略で入賞「ニコや裕毅をパスできて楽しかった」アストンマーティン/F1第7戦
「シエンタ」が商品改良。変更点は少ないが、ハイブリッド7月、ガソリン8月と納期が大きく改善
イタリア語で「12気筒」を意味する新型フェラーリは「デイトナ」似。SDGs時代もV12は不滅?
【円安効果はごく一部!】国産自動車メーカー好調の理由は日本お得意の“着実な積み重ね”にあった
【今わかること比較】走りと後席の快適性は新型「フリード」優勢。「シエンタ」に勝る点、劣る点
【VIPの隠密仕様】アルヴェル4人乗り「スペーシャスラウンジ」準備中。目立ちすぎLMより本命
【装備充実】ミドルサイズSUV「F-PACE」にジャガー90周年特別仕様車を追加 917万円から
スバル「レガシィ」生産終了。あなたが最も印象に残っているのはどのモデル?【写真でチェック】
三菱の軽EV「eKクロス EV」一部改良。グリーンやライラックのお洒落系カラーも登場。価格上昇は控えめ
「ランドクルーザー250」のおすすめグレードとは? 長く乗りたい人は“ナビ選び”に注意!?