トヨタ「ハリアー」 ハイブリッドかガソリンか、買いのグレードはどれか?
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:トヨタ自動車 136
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:トヨタ自動車 136
「ハリアー」は1997年に初代が登場したトヨタの上級SUVで、2020年6月に発売となった現行モデルは4代目にあたります。
現行モデルのエクステリアは、基本的なイメージは先代から踏襲しつつ、より伸びやかで抑揚が利いたデザインとなっています。また「おおらかなたくましさを意図した」というインテリアのデザインや質感も、先代モデル以上に上質感あふれるものになったといえるでしょう。
車両骨格は「カムリ」や「RAV4」にも用いられている「GA-K」という、ボディの高剛性化と低重心化を実現した新世代のもの。フロントがマクファーソンストラットで、リアがダブルウィッシュボーンという組み合わせとなる足回りには、極微低速域でもスムーズにストロークするショックアブソーバーが装備されています。
またブレーキ制御によってコーナリング中のアンダーステアを抑制する「アクティブコーナリングアシスト」を採用することで、ドライバーのイメージどおりに車両を操れるコントロール性も実現しています。
パワーユニットは、自然吸気の2Lガソリンエンジンと、2.5L自然吸気ガソリンエンジンに「THS II」を組み合わせたハイブリッドの2種類。エンジンはどちらも「ダイナミックフォースエンジン」という新世代の4気筒直噴ユニットで、ガソリンエンジン車のトランスミッションには、発進用にメカニカルなギアを備えた「ダイレクトシフトCVT」が採用されました。
予防安全装置も従来モデル以上に進化し、夜間の歩行者と自転車(昼間のみ)を検知対象に加えたプリクラッシュセーフティや、駐車場などでの事故の回避、もしくは事故被害の低減に寄与する「インテリジェントクリアランスソナー」を搭載。走行中の前後方向の映像を録画できるデジタルインナーミラーも初採用しています。
またインフォテインメントシステムは、スマートデバイスリンクやApple CarPlay、Android Autoなどの携帯端末との連携機能に対応した、12.3インチTFTタッチワイドディスプレイ採用の「T-Connect SD ナビゲーションシステム」を設定。9基のスピーカーからなるJBLプレミアムサウンドシステムも用意しています。
またそのほかハイブリッド車には、家庭用の電化製品も稼働させることが可能なAC100V/1500Wのアクセサリーコンセントを用意。停電などの非常時には、このクルマを発電機として使用することもできます。
※このページの写真:G“Leather Package”
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