リッター40km達成へ…新型プリウス登場でクルマの未来はどうなる?
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:トヨタ自動車
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一方で、現行モデルがあれだけ売れたこともあり、かつてのプリウスにあった一種の特別感みたいなものは、無くなってきているのも事実。また、ドライバビリティが洗練されて、いわゆる“普通”になってくることも、一方でそんな不安をもたらす部分と言えないこともない。燃費だけじゃなく、そこで得られる新しいドライビング体験も、間違いなく歴代プリウスの魅力だったからだ。
先代が出た時とは当然、世の中は変わっていて、今ではここ日本、いや世界でも、EVだって普通に街を走っている。一度それを味わってしまうと、エンジンがかかるだけでも古臭く感じられてしまうのが今、2015年なのだ。これだけ進化していようと、新鮮さが足りないと思われてしまう可能性はあるのではないだろうか?
とは言いつつ、日頃の使い勝手を犠牲にすることなく環境性能の高い、あるいは経済性の高い、更にはどこか気の利いたクルマが欲しいといういう人にとっては、依然としてプリウスしか選択肢が無いというのも、また事実である。そして、おそらくは大多数を占めるはずの、そうしたユーザーにとっては新型の進化は、その方向性含めて大いに歓迎に違いない。
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