ポルシェ マカン試乗、完璧への飽くなき挑戦
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:篠原 晃一
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とはいえ、マカンに乗ってみて抱いたのは、2L 直4でも十分だな、という意外な感想だった。スムースさ、サウンド、実用域でのトルクの厚み、トップエンドの伸びきり感、絶対的な動力性能といった多くの点で、僕がマカンに期待する水準をきっちりとクリアしていた。優れた基本を作ったアウディにも拍手を送りたいが、それをベースにここまで仕上げてきたチューニング技術はさすがポルシェ。アウディQ5のエンジンとは別物、とまでは言わないが、より緻密で芯の通ったフィーリングは、ポルシェのバッジに相応しいものだった。つづら折りのワインディングでは4気筒ならではの鼻先の軽さもプラス要素になる。
マカンSに乗り換えると、当然ながら全体的なトルクに厚みがあるし、エンジンの回転フィールもより硬質になる。フルスロットルを与えたときのダッシュ力も明らかに上だ。しかし、マカンの4気筒の出来がいいだけに、ざっと100万円差に見合うが差があるかと問われると、うーんと唸ってしまう。ドイツに住んでいてアウトバーンを日常的に走るのならエンジンに投資をする価値は大いにあるが、少なくとも日本で乗る分には、マカンでも十分満足できるというのが僕の結論だ。
欠点らしい欠点と言えば納車待ちの長さ(約1年間)だったが、本社との間で日本への割り当て台数の積み増し交渉に成功し、現在は3~4ヶ月で手に入るという。誰かに背中を押されたらハンコを押しちゃいそうな気分である。
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