スペチアーレとスパイダー、2台のフェラーリ458で箱根を走る【前編】
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:篠原 晃一
だが、高速道路に乗ってスロットルを深く踏み込むと、スペチアーレは即座にその牙を剥き出す。605psエンジンと減量ボディによる2.13kg/psのパワーウエイトレシオの恩恵で、発進から100km/hまで3.0秒、200km/hまで9.1秒という超がつく俊足を発揮するクルマだから、踏めば猛烈な勢いでスピードを上げていく。しかもその際、背中の後ろでV8が奏でる高周波の爆音が、ドライバーの脳髄を強烈に刺激してくるのがフェラーリらしい。
そういった悦びを心底味わわせてくれる舞台は、もちろんワインディングである。ターンパイクから芦ノ湖スカイラインに攻め込んだスペチアーレは、やや軽めながら路面の感覚を存分に伝えるステアリングと、この上なく鋭いレスポンスを示すスロットルとの連携プレーでクルマの向きを自在に変えながら、コーナーの連続を猛烈な速さで駆け抜けていく。
マネッティーノはRACEを選べば最強だが、そこが路面の悪いワインディングだったらSPORTでも、快適な乗り心地とハンドリングを見事に両立させてくれる。いずれにせよスペチアーレは、ドライバーの狙ったとおりのラインを辿って猛然とカッ飛んでいくのだ。市街地では癖のあったブレーキも、ワインディングでは文句なしのコントロール性を示す。
ところで、撮影のためにダートに乗り入れたら、フェンダー内に小砂利が当たるバチバチという音が響いて驚いた。おそらくホイールハウス内のコーティングを省いてあるのだろう。スペチアーレが本気で軽量化に取り組んでいるのが分かって、何やら嬉しい気分。
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