ル・マン、TTRSに探る、アウディ好調の理由
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:アウディジャパン、中野 英幸、菊地 貴之、Cedric Leherle
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:アウディジャパン、中野 英幸、菊地 貴之、Cedric Leherle
僕は今回、生まれて初めてルマン24時間レースをこの目で見る機会に恵まれたが、現場で最も強く感じたのは、“24時間をいかに速く駆け抜けるか”を考えた時にこそ、メーカーの思想と哲学の深さや重みが戦略や行動に現れる、ということ。
事実、レースのマネージメントを見てわかるのは、速く走らなければならないが、あまりに急いでは途中で続かなくなるし、かといって構え過ぎても追い付かなくなる、という実に微妙な塩梅が求められること。攻めなければ負けるが、攻め過ぎても負けてしまう。そんな中で高い効率を維持し続けて戦えるか…アウディチームはそうした“当たり前だけど困難なこと”を静かに紡ぎ続けていた。その様子には、アウディの生産者にも共通する思想と哲学が垣間見えたし、現在のブランドとしての立ち位置を築き上げたこの10年がオーバラップしたのだった。
攻めなければ追い付かなくなり負けるが、攻め過ぎても後が続かなくなる…どちらの側にも陥らないように時にデザインで攻めつつ、地味だけれど確実な技術による先進も忘れなかった。それらが融合したことで、いまのアウディがある。これはルマンの場でも確認できたし、ルマンへの参戦それ自体が自らの思想や哲学を語る、真のプロモーションにもなっていた。
着実に積み上げてきたからこその強さが、プロダクトににじみ出ていることが現在のアウディの魅力、だと僕は思う。
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