アウディTTの頂点「TT RS」が7年ぶりに第2世代へ。ドイツから走りを報告
掲載 更新 carview! 文:Kimura Office/写真:Kimura Office
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サーキット走行を終えたのち、マドリッド郊外のワインディングロードに「ロードスター」を連れ出した。この時は既に雨は上がり、ドライ・コンディションで走れたのだが、オープン・バージョンの走りも素晴らしいものだった。
ロードスターの車両重量は1530kgと、クーペより90kgも重いのだが、コーナリングは驚くほど俊敏かつ軽快でスタビリティも抜群に高く、初めて走るルートでも自信を持ってコーナーに進入することができるのだ。クルマとの一体感が薄いクルマではこうはいかない。ロードスターもまた、本物のTT RSなのだと実感した。
エグゾースト・サウンドも心地良い。ノーマル状態では比較的大人しめだが、センター・コンソールに備わるフラップ・ボタンを押してスポーツ・モードにした瞬間、低音域の迫力が増して荒々しいサウンドに変化する。このサウンドをより楽しむなら、断然ロードスターを選ぶべきだろう。
最後に乗り心地についてだが、RS3と比較すると若干ハードではあるが、ダイナミック・モードであっても問題なく日常使いできる快適性は確保されている。逆にコンフォート・モードとダイナミック・モードの差はそれほど大きくはないので、コンフォート・モードでも意外なほどにスポーティなハンドリングが楽しめる。
MQBを採用した最もハイパフォーマンスなモデルであるTT RSは、優れた実用性と快適性も備え、現時点でクラス最良のスポーツカーの1台と言っていいだろう。クーペとロードスターは、よりシャープな走りにこだわるならクーペ、それよりもオープンカーの開放感に魅力を感じるならロードスターを選べばいい。いずれにせよ、アウディ渾身のパフォーマンスが味わえる事に違いはない。TTがまた1歩、アウディの“アイコン”に近づいた。
なお、ドイツにおける価格は既に発表されており、19%の付加価値税込みで、クーペが6万6400ユーロ(日本円で約772万円)、ロードスターは6万9200ユーロ(同805万円)となっている。ヨーロッパでは11月にデリバリーが始まり、クーペ&ロードスターが同時リリースされる予定だ。
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