ミニの斬新なワンボックスは5シーターと商用バンの2種類を開発中? 背景に中国メーカーとの合弁計画も
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office 32
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office 32
ミニ内部の情報筋によればこのアーバナウトの量産バージョンは5シーターと商用バンの2機種が考えられているというが、これもVWが前述のBUZZに商用バンの「カーゴ」を考えているのと同じである。
すでに承知の事実だが、ミニの親会社であるBMWは商用車を持たず、この領域はVWやメルセデス・ベンツに占拠されており、こうした可能性を考えていた親会社にとって全く新しいポテンシャルをもった市場への進出は決して悪くないアイデアである。
乗用、商用のアーバナウトは、これからまだまだ発展の可能性があるアジア諸国のマーケットに向けての最適なオファーになるポテンシャルを秘めているのだ。
バーチャルデザインであるにも関わらず数字は細かく、全長は4460mmと2世代目にあたる現行「ミニ カントリーマン」(日本ではクロスオーバー)よりも261mm長く、将来ライバルとなるかも知れない2022年発売予定の「VW BUZZ」よりもホイルベースは480mm短い。
「1959年に登場した最初のミニは横置きエンジンという画期的なレイアウトをもった革命的な車でした」と前述のハイルマーは言う。そして「我々はこの伝統に基づき、このミニ アーバナウトでインテリアスペースの拡大と最大限の利用方法を追求して、将来のミニのステップとするべく考えているところです」と締め括った。
一方、親会社のBMWはこのアーバナウトのプラットフォームの詳細を明らかにしていないが、伝え聞く可能性としては中国のパートナーである長城汽車との合弁会社「スポットライトオートモーティブ(光束汽車)」で開発が進んでいる市販モデルに採用される電動車プラットフォームが有力である。
この電動車プラットフォームは先日発売された「ミニ クーパーSE(ミニ初の量産BEV)」の発展型で、まずは前出のポットライトオートモーティブで現行モデルが生産&世界各国に向けて出荷され、実績を得たうえで開発がスタートする。
すでにスマートがそうであるように、ドイツメーカーの小型BEVの中国依存度はますます大きくなるであろうことを予感するコンセプトモデルである。
※取材記者が独自に入手した非公式の情報に基づいている場合があります。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
【検証】練馬区2歳女児死亡事故はなぜ起きた? ミニバンの窓スイッチ誤操作から子どもの命を守る、チャイルドシートの使用法
新生『ディスカバリー』にも2025年モデル導入。装備見直しと350PSに向上のディーゼルMHEVへ統一
スバル、“集大成”のBRZ CNF Conceptで富士24時間に参戦。各種最適化や新アイテム投入
ポルシェ911のレストアで“レストモッド” ブームを牽引する「シンガー」がコーンズと提携|Singer
新型「“R36”GT-R」まもなく登場か!? 4.1リッターV6搭載で1000馬力発揮!? 旧型デザイン採用の「和製スーパーカー」生産状況を公開
TANABEのカスタムスプリング2製品にレクサス『IS500』用など3車種のラインナップが追加
新しいジープ アベンジャー4xeが出た!──GQ新着カー
新型メルセデスAMGピュアスピードが鮮烈デビュー!──GQ新着カー
JMIAが2025年を目指し『NEXT-FORMULA-PROJECT』をスタート。コンセプトカー開発に着手
宮田莉朋、イモラで試した新しいアプローチ。間一髪の接触回避で飛び出した自己考察/FIA F2第4戦レビュー
純正を超える走りと快適性を追求! HKSの車高調「HIPERMAX S」に40系ヴェルファイア2WD専用が登場
【auto sport web/auto sport キャリア採用】一緒に仕事をしたい方、募集します
【予算もサイズも性能も好敵手】アルファロメオ「ジュニア」とレクサス「LBX」買うならどっちだ
【購入前にマストで訪れたい】LBXの世界観を体感できるポップアップ展示が世田谷にオープン
シビックがイメチェン&出力アップ! スポーティな25年モデルが米で公開。日本にも近々上陸か
【若手も中堅も不足中】“クルマ離れ”はある意味ラッキー! 自動車メディアを目指す人必見の業界事情とは?
218万円の激安カローラクロス「G“X”」はアリかナシか? 装備をチェックしてみた!
【悲報?】販売好調の人気SUV「ヴェゼル」が商品改良で“大穴グレード”を落とした大人の事情
「シエンタ」が商品改良。変更点は少ないが、ハイブリッド7月、ガソリン8月と納期が大きく改善
イタリア語で「12気筒」を意味する新型フェラーリは「デイトナ」似。SDGs時代もV12は不滅?
【円安効果はごく一部!】国産自動車メーカー好調の理由は日本お得意の“着実な積み重ね”にあった