新型Eクラス試乗。自動運転+新世代の軽さでゴージャスの定義が変わる?
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:小林 俊樹
ドライブパイロットは高速道路での使用が前提で、特にレーンチェンジングアシストはナビで高速を認識してないと使えないが、レーンキーピングアシストは一般道でも一応作動する。だが、これまた道が急カーブするとすぐ解除されるし、前のクルマを追ってグイグイ勝手に曲がることもない。路上の白線が途切れても前走車を認識していれば追従するって話だったが、一般道では確認できなかった。まだまだ運転に関して積極介入はしてこないようだ。
それと本国では導入されている路上の標識を読んで速度制限を変える「スピードリミットパイロット」。ある意味警察の手先のような新機能だが、日本の道は道路標識がまちまちなので導入できなかったとか。これには逆にひと安心(笑)。
ついでに話題の9速AT「9Gトロニック」だが、ギア数が多すぎるのかメーター読み100km/hちょいの速度でも9速に入らなかった。もしや日本じゃ要らない装備かもしれません。
とはいえ今回メルセデスが考える「近未来高級車像」であり「ラグジュアリーイメージ」はハッキリわかったと思う。もはや妙なゲルマン的こだわりはない。とことんハイテクで、とことんクラシカルで享楽的なのだ。それは遂にピンクやらブルーやら64色選べるセクシーな室内のアンビエントライトを見ても感じられる。
目指すは「走るハイテク豪華客船」。それがEクラスの本質なのかもしれない。
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