ヴィラージュ 海外試乗 V12アストンの新たな顔
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:アストンマーティン
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接着アルミ構造によって構築されるVH構造プラットフォームの基本構成も、ホイールベースを含めてDB9やDBSと変わっていない。したがってサスペンションは前後とも定番のダブルウィッシュボーンだが、DBSのそれと基本は同じADS=電子制御アダプティブダンピングシステムを標準で備えているのがポイントだ。これは、ノーマルとスポーツの2つのモードをドライバーがスイッチで選べるのに加えて、それぞれのモードに5段階ずつのダンピングがセットされていて、刻々と変化するクルマや道路の状況に応じてそれらが自動的に切り替えられる。
ブレーキにカーボンセラミックマトリックス素材を使ったローターが標準装備されるのも、ヴィラージュのポイントのひとつだといえる。それを内側に収めるホイールは20インチ径で、ピレリPゼロが標準装着されるタイヤのサイズは、フロントが245/35R20、リアが295/30R20となる。この20インチのピレリPゼロとシャシーとの相性がどのように煮詰められているかが、ドライビングの質をかなりのパーセンテージで決定づけそうな気がする。メカニズムに関するトピックは以上のようなものだが、両者の中間に位置するとはいえ、機構的にはDB9よりもDBSに近いものを備えているといっていいだろう。
ボディにはクーペの他にオープンのヴォランテがあるのもDB9やDBSと同じで、車重は前者が1785kg、後者が1890kg。パフォーマンスも「9」と「S」の中間にあるが、前記のようにトップスピードよりも加速性能を重視したファイナルレシオを採用した結果、0-100km/h加速はDB9の4.8秒から4.6秒に短縮されている一方で、最高速は潔くも299km/hと、306km/hを標榜するDB9よりむしろ遅くなっているのが興味深い。
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