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V8ヴァンテージ海外試乗 変えるもの変えないもの

中身重視のマイナーチェンジ

2003年のデトロイトモーターショーでプロトタイプを発表し、2005年の終わりにクーペのデリバリーがはじまった「V8ヴァンテージ」。2007年にはロードスターが追加され、今年の第一四半期までに約1万台が世界中のカスタマーの手に届いた。そんなV8ヴァンテージのクーペ&ロードスターが早くもマイナーチェンジを迎えた。デリバリーの開始は秋以降となるが、それをル・マン、ロワールといったフランスの田舎街で試乗したので、その詳細をお伝えしたいと思う。

今回の変更はハードウエアがメインとなる。エクステリアはほぼ変わらず、ホイールのデザイン変更くらいに留まる。その点をアストン側に尋ねると、すでに完成されたデザインを無理に変える必要はない、という答えが返ってきた。ともすれば、モデルチェンジでせっかくのデザインが崩れてしまうモデルが多い中、これは正しい選択といいたい。カタチが変わらなければ購入の動機付けにならないという大衆車とは違う次元のモノだからだ。

では、中身はどのように変わったのか? まず、エンジンの排気量が4.3リッターから4.7リッターにアップされる。ボアが89mmから91mmに、ストロークが86mmから91mmへと拡大された。結果、4735ccとなったエンジンは最高出力420psを発揮。380psから11%のパワーアップとなった。そして、0-100km/h加速は4.8秒、最高速度は290km/hをマークする。しかも、それでいて燃費の向上とCO2排出量を約13%削っているから抜かりはない。

もちろんそれに伴い、インレットバルブのサイズの拡大や、インテークポート/マニフォールドのデザイン変更で、吸気効率を上げている。また、ドライサンプ方式もオイルのピックアップポイントを変えるなど、冷却系も細部が見直された。ちなみに、エンジンの組み上げはドイツのケルン工場で行われる。ハンドビルドとなるため、最終チェック者の名前が入ったプレードが貼られるのもニクい演出だ。

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