アバルト500に試乗!ガソリンが底を尽くまで
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:菊池 貴之
アバルト500とノーマルのフィアット500との違いは、実に分かりやすいホットハッチの典型的手法に彩られる。しかしそれは、決してレトロモダンのひと言で括れないし、括りたくない、と僕は思う。ノーマルの500もそうだし、今回のアバルトもそうだが、そこには伝説のブランドの伝統を取り入れつつも、現代に適合するアレンジを見事なまでに施した、新時代のクリエイティブな匂いがプンプンする。ハクション大魔王のあくびちゃんがアクビ・ガールに生まれ変わっているように、そこには懐かしさだけじゃない今のポップとキッチュがしっかり表現される。
事実、アバルト500はひと目で伝説のアバルトを思わせる雰囲気を存分に漂わせる一方で、昔のまま…という部分は極めて少なく、むしろデザイン的には新しさの方が多い。ノーマル500と異なるデカい開口のバンパーはホットハッチの常套手段だが、エアインテークの切り方から造形まで全てオリジナルかつトレンドにあるもの。リアバンパーだってきちんとディフューザー的デザインを与えるあたりは最新だ。ボディサイドを走る赤いアバルトストライブも、かつてからあったもののようで実は完全なる新世代デザイン。室内も同様で、手法は古典的だがデザインは最新、エンブレムすら新デザインになっている。
メカニズムに関しても手法は古典的ホットハッチのそれ。つまりノーマル500よりも排気量の大きいハイパフォーマンスなエンジンを積む。しかしそのエンジンと来たらどうだ? 1.4リッターのターボで135ps/18.5kg-mに性能アップこそされたものの、排ガス性能はきっちりユーロ5をクリアし、燃費も欧州値で実に18.5km/リッターを実現するのだ。サスペンションは当然強化された専用品が与えられ、ブレーキもディスク径を拡大。タイヤ&ホイールは195/45R16、オプションでは205/40R17サイズが用意される…とこれもホットハッチの典型的手法だが、実はアバルト500は意外やハイテクマシンでもある。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
最強「V8エンジン」搭載! 新型「カクカク本格SUV」発表! 豪華内装の“3列シート”モデルも用意の「ディフェンダー」登場
4輪のような大排気量エンジンが超パワフル! 「ハーレーダビッドソンのドル箱」公道での走り味は? 長距離はもちろん街乗りも快適です
初リタイアのアコスタ、前向きな姿勢崩さず「転倒していなければ、トップグループに加われたはず」
[サウンド制御術・実践講座]クロスオーバーで肝心要の「位相合わせ」の極意を伝授!
6MT×V8搭載! 新型「“FR”クーペ」公開! 830馬力超えの「最強モデル」! 60年で“最も楽しい”「スーパースネーク」米での登場に反響も
マセラティ新型BEV「グランカブリオ・フォルゴレ」発表 2028年までに完全EVメーカーに生まれ変わるラグジュアリーブランドは“電動ボート”にも進出
ウェーレイン、激しいバトル繰り広げたデニスに不満漏らす「ポルシェ勢同士の接触はあってはならない」
テスラ「モデルS」で初参戦! アニメとコラボした女性ドライバーだけのレーシングチーム初となるレースのゆくえは?
控えめだけど実力◎!ロングドライブも快適な輸入ラグジュアリーカー3選
ケーターハム『セブン 485』に最終モデル、日本には10台限定で導入へ
【MotoGP】中上貴晶、フランスGP決勝14位でポイント獲得「次戦でさらに上位を目指すためのセットアップに努める」
なんこれ……VWじゃないの!? 日本じゃマイナーだけどいま見るとアリでしなかい「アウディ50」ってナニモノ?
若者も注目するアメ車の“異世界”。「ジープ ラングラー」大幅値下げ戦略と日本で人気上昇の背景
どちらがお好み? コンパクトミニバン対決!「新型フリードvsシエンタ」注目ポイントはココだ
オラオラ系エアーに車中泊クロスター。ホンダアクセスの新型フリード用パーツがなかなかイケてる
【えっ、もう受注開始?】新型「フリード」今日から予約可! 6月の発売待ちは悪手。販売店ナマ情報
レクサスLM“3列6人乗り”ついに発売! 4人乗りと何が変わった? 1500万円でライバルは高級SUV
新型「フリード」は2連ラインLEDの未来顔! 「エアー」登場でまさかのステップワゴン方式に
【まさに次期マツダ6?】マツダが中国で発表した流麗な新型セダンの日本導入が“絶対にない”理由
新型「フリード」5月登場! 「シエンタ」も改良で大激戦。デザイン派かコスパ派かでお勧めが違う
【年内納車も!】CX-80日本モデルは6月発表、8月予約開始。発売が遅れた“嬉しい理由”とは?