シリーズ第5弾、ホンダS660モデューロXが意識したのは初代NSXのタイプS
掲載 更新 carview! 文:山田 弘樹/写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:山田 弘樹/写真:小林 俊樹
試乗当日はひどい雨だった。しかしモデューロ Xは、5段階調整式ダンパーの減衰力が一番強い状態でも、突っ張ることも跳ねることもなくワインディングを駆け回った。もともとS660はミドシップという特性上リアのトラクション性能が高い。だから基準車でもこうした厳しい路面状況を安心して走ることができるのだが、モデューロ Xはそこからさらに一段上のインフォメーションをドライバーに与えてくる。
具体的には路面からの入力をしっかりと受け止めながら減衰。ブレーキングではフロント荷重の少ないタイヤをロックさせるようなそぶりもなく上手に押しつけ、スムーズにターンモードへと入ってくれる。その際、路面の凹凸や、それこそ落ちた木々、ちらばった砂利などがもたらす不快な微振動がしっかりダンパーで吸収され、タイヤのグリップ感だけが高くステアリングへと伝わってくる。この気持ちよさが結果的に、“乗り心地の良さ”としてドライバーに捉えられるのだと思う。
またコーナリングでは姿勢変化がゆっくりと連続的に捉えられるから、ドライバーは確実に自分の行きたい方向を見定めることができる。結果として、自信を持ってアクセルを踏み込むポイントを見定めることができ、速く走れる。そしてクルマと対話しながらこの精度を高めて行く行為そのものが楽しくなるのである。ただ5段階だとややバウンス側の圧が高く感じられ、これを前後3段に揃えて試乗しなおすと、今回の状況ではさらにその乗り心地がピタッと収まった。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
【スクープ】BMW最強セダンに名乗りを上げる新型「M5」、4.4L V8は最高出力700psオーバーに!
「2030年に死亡事故ゼロ!」 スバル、“日本専用車”の「次世代SUV」を実車展示! 最新テクノロジーで安心・安全な社会を目指す
ティアフォーがロボットタクシーの実証を開始
アウトドアで活躍する最大光量1100ルーメンの小型ライト「Luminex Pro/ルミネクスプロ」がクラファンに登場!
EVの性能を引き伸ばす「TI」の半導体技術…人とくるまのテクノロジー展 2024で訴求へ
トヨタが11人乗り新型「プレミアムバン」発売! 最上級は1000万円超えで高級顔&豪華内装採用!? 全長5m「マジェスティ」タイで刷新、反響は?
ベントレー伝統の“W12エンジン”も最後! 新型「バトゥール コンバーチブル」登場 世界16台の限定車
これはちょうどいいサイズ感! 大きすぎずに車内も快適な日産NV200バネットがベースのキャンパー
三菱自動車の軽EV「eKクロス EV」がマイナーチェンジ。利便性と安全性の向上や新ボディカラーの設定などを実施
たぶん純エンジン最後のR35GT-Rは借金してでも買え!? ファイナルモデルを買えばきっと幸せになれるハ…ズ
【5月25・26日】サステナブルなカーライフを体感できるイベント、「軽井沢モーターギャザリング 2024スプリング」開催!
シンプルでコンパクトながら高級感もちゃんとある! ダイハツ アトレーがベースの軽キャンパー
「シエンタ」が商品改良。変更点は少ないが、ハイブリッド7月、ガソリン8月と納期が大きく改善
イタリア語で「12気筒」を意味する新型フェラーリは「デイトナ」似。SDGs時代もV12は不滅?
【円安効果はごく一部!】国産自動車メーカー好調の理由は日本お得意の“着実な積み重ね”にあった
【今わかること比較】走りと後席の快適性は新型「フリード」優勢。「シエンタ」に勝る点、劣る点
【VIPの隠密仕様】アルヴェル4人乗り「スペーシャスラウンジ」準備中。目立ちすぎLMより本命
【装備充実】ミドルサイズSUV「F-PACE」にジャガー90周年特別仕様車を追加 917万円から
スバル「レガシィ」生産終了。あなたが最も印象に残っているのはどのモデル?【写真でチェック】
三菱の軽EV「eKクロス EV」一部改良。グリーンやライラックのお洒落系カラーも登場。価格上昇は控えめ
「ランドクルーザー250」のおすすめグレードとは? 長く乗りたい人は“ナビ選び”に注意!?