クアトロポルテの入門グレードに試乗。マセラティが進めるブランド改革とは?
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:篠原 晃一
見た目、乗り味、走り味。クアトロポルテには、ドイツの高級サルーンとはまったく異なる世界観が構築されている。こんな贅沢で美しいサラブレッドを乗りこなせるのは、ごく一握りの人たちだけである。
しかし、マセラティはいま、その「ごく限られた人」の人数を大きく拡げようとしている。フェラーリのコントロール下に入った98年の生産台数はわずか518台。それが、2012年には6200台、2014年は3万6500台まで増え、2018年には7万5000台を目指している。これほどの規模拡大を目指すということは、生産、販売、マーケティング、ブランディングといったすべての刷新を意味する。
具体的には、北米市場への参入や間もなく登場する同社初のSUV「レヴァンテ」の投入、「ギブリ」に追加されたディーゼルエンジン搭載モデルの用意などである。日本市場においても、現在1500台規模の販売台数を2018年には3000台まで増やすべく販売ネットワークの充実を計画中で、2018年には全国で30店舗を展開する予定だ。
そう考えていくと、マセラティの独自性がますます薄まっていく恐れがあるのでは? という疑問が生じるが、それに対するマセラティ側の説明は明確だ。「われわれは今後もイタリア発のプレミアムラグジュアリーブランドとして独自路線を貫いていきます。SUVは出しますが、ギブリ以下のモデルを出すつもりはありません。BMWは年間190万台ですが、我々の目標は増えたとはいえわずか7万5000台。依然として少量生産の尖ったブランドであることに変わりはない。そこがマセラティの強みですし、ドイツ勢に対するアドバンテージであるとも考えています。」 マセラティの進撃はいま始まったばかりだ。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
6月2日はもてぎに集まれ! サーキットツーリングもできる「HondaGO BIKE MEETING 2024」実施コンテンツの全貌が明らかに
【私の相棒・愛車自慢】MINIは一度は乗っておくべきクルマといいつつ、決め手は妻の好みでした。by 岡本幸一郎
スバル新型「最上級SUV」発表! 約800万円の「新モデル」に反響多数!? 全身オシャブルーな「アウトバック プラチナクロス」独に登場
VW新型「ゴルフGTI」欧州で先行販売開始 光る“VWバッジ”初採用!20馬力アップの265馬力となった新型の気になる価格とは
「おいおい、勘弁してくれ…」車に血痕、突然過ぎて気持ち悪い。一体なぜ?
日産「新型3列ミニバン」発表! 全長5m級&大開口スライドドアの「エヴァリア」欧州に!? 海外での反響は?
「ジョーダンじゃねえっ くそったれがァ!!」『頭文字D』赤城レッドサンズのナンバー2 高橋啓介のFD型無線マウス
[知らないと道交法違反!?]タイヤにある△マークの意味
[ホンダ]の10年先はホントに大丈夫なのか!? [BEV]までのつなぎとなる[PHEV]を考えていない三部社長の判断やいかに?
カワサキ「Ninja 250」【1分で読める 国内メーカーのバイク紹介 2024年現行モデル】
住める車とはまさにこれ! 全て揃ったワンルームのようなトヨタ ハイエースがベースのキャンパー
自動車メーカーが羨ましい! 現場のディーラーが「長期休暇」を取れない根本理由
【悲報?】販売好調の人気SUV「ヴェゼル」が商品改良で“大穴グレード”を落とした大人の理由
「シエンタ」が商品改良。変更点は少ないが、ハイブリッド7月、ガソリン8月と納期が大きく改善
イタリア語で「12気筒」を意味する新型フェラーリは「デイトナ」似。SDGs時代もV12は不滅?
【円安効果はごく一部!】国産自動車メーカー好調の理由は日本お得意の“着実な積み重ね”にあった
【今わかること比較】走りと後席の快適性は新型「フリード」優勢。「シエンタ」に勝る点、劣る点
【VIPの隠密仕様】アルヴェル4人乗り「スペーシャスラウンジ」準備中。目立ちすぎLMより本命
【装備充実】ミドルサイズSUV「F-PACE」にジャガー90周年特別仕様車を追加 917万円から
スバル「レガシィ」生産終了。あなたが最も印象に残っているのはどのモデル?【写真でチェック】
三菱の軽EV「eKクロス EV」一部改良。グリーンやライラックのお洒落系カラーも登場。価格上昇は控えめ