2シリーズ グランツアラーに試乗。7人乗りにもBMWらしさは健在か?
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:菊池 貴之
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ただし、僕が懸念しているのは外観だ。前半分はアクティブツアラーと同じだが、ルーフを高く、なおかつルーフラインをより直線的にしたため、スタイリッシュとは言いがたいデザインになってしまった。ディテールではBMWらしさをちゃんと表現しているけれど、フォルムからは「スポーティーで都会的なプレミアムブランド」というBMWらしさが伝わってこない。
もちろん、これは3列目の居住性を重視した結果だが、たとえばホンダ・ジェイドは徹底した低床プラットフォーム設計によって、スポーティーなフォルムと実用的な3列目を両立している。グランツアラーのサードシートは、全長が大幅に短いトヨタ・シエンタやホンダ・フリードと大差ないのが実情だ。このあたりには、ミニバン作りの経験の浅さが出ているのかもしれない。
走りはバッチリ。インテリアも見事。残された課題は、BMWらしいルックスと3列シートを両立する一皮むけたパッケージング技術と言えそうだ。
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