新型アルファード&ヴェルファイア試乗、一番旨みがあるモデルは?
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:菊池 貴之
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そのまま走り出してもらうと、乗り心地がかなりソフトなことに驚いた。実はハイブリッド全車と3.5Lのエグゼクティブラウンジは、乗り心地を重視した別仕様のサスペンションとされている。スタビライザー径拡大と新型リアサスペンションによってロール剛性は従来よりも高いと言うが、微低速でしなやかなのはいいとして、速度を上げると姿勢がユラユラと落ち着かず、下を向いていたらちょっと気分が悪くなりそうだった。もちろん運転する側としても、乗員にできるだけ姿勢変化を意識させることなく走らせるのは神経を使うというのが正直な印象である。
2.5Lエンジンを使ったハイブリッドシステムは、力の余裕という意味では可も無く不可も無くといったところだが、低速域からトルクが立ち上がり、その後もシームレスに加速感が持続するから、大きな不満を感じるほどでもなかった。燃費の取り分まで考えれば、結局はコレを選ぶことになるのだろうか。
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