現代カタナのヨシムラ流解釈、その答え
2019年9月のKATANAミーティングにて初めて公開されたヨシムラKATANAプロトタイプ。続くEICMA(ミラノショー)にてその完成型が展示され、話題を集めたのは記憶に新しいだろう。旧カタナに寄せるのではなく、現代のKATANAを作ることを目的されたヨシムラカタナについて、セパレートハンドルまわりを中心にあらためて紹介する。
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カスタム完成型セパハン仕様
EICMAヨシムラブースに展示された新型カタナカスタムの完成型は、単純に旧カタナに寄せるのではなく現代のカタナを作ることを目的にしたセパハン仕様だった。登場したのはブラックカーボン外装車とシルバーのFRP外装車の2台。この外装はどちらの仕様も市販予定で、タンクカバーはヨシムラ製セパレートハンドルキットを付けてフルロックまで可能なオリジナル形状となっていた。
フロントカウルもヘッドライト横のラインを一直線とするなどSTDとは異なる形状となっているのが特徴だ。外装・ハンドルともに正式な発売時期や価格はまだ未定だが、本年発売を目標に最終段階に入っている模様だ。なお、カーボン外装車に装着されていたフルエキゾーストのR-11マフラーは欧州ですでに発売されているもの。日本でもフルエキを開発中だと言うので、そちらも合わせて期待したい。
―― EICMA会場では、カーボン仕様のほかにシルバーのFRP仕様も同時に展示。
―― (左)浮き彫りのヨシムラロゴは、伝説の限定カタナカスタム「1135R」をオマージュしたものだ。(右上)テールカウルはカーボンとしながら、STDと同じショート形状。フェンダーレスキットでナンバーは移設。(右下)カーボン車にはリヤインナーフェンダーも装着。スキのない完璧なスタイリングを目指している。
―― 2019年11月に行われたEICMAのヨシムラブースでは実際に跨って体験可能だった。
量産型もセパハン初登場!
カーボン仕様車に装着されていたセパレートハンドルは、KATANAミーティングをはじめ国内でも発表されていたプロトタイプと同じものだが、今回はFRP仕様車の方に量産市販版を装着。細部のディティールは異なるが、タレ角や絞り角、高さについては変わっていない。
―― ヨシムラKATANA[カーボン仕様]
―― ヨシムラKATANA[FRP仕様]には量産市販版のセパハンが装着。
―― スズキKATANA[STD]
ハンドルに合わせタンクカバーも独自形状に
セパレートハンドルキットに合わせて製作されたタンクカバーは、一見するとノーマルとの違いが分からないほどデザインを踏襲しているが、側面を絶妙に追い込んでハンドルフルロック状態でも干渉しない独自の形状となっている。並べてみるとご覧のとおり。
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みんなのコメント
令和の刀も由比ヶ浜で天高く飛ぶだろう。その時、耕運機ハンドルじゃしまらないだろ?
給油回数が多いのって結構煩わしいし、ツーリング仲間にも疎まれそう。