現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > “マイバッハ”を冠するGLSが登場。これぞメルセデス製SUVのトップ・オブ・トップ

ここから本文です

“マイバッハ”を冠するGLSが登場。これぞメルセデス製SUVのトップ・オブ・トップ

掲載 更新
“マイバッハ”を冠するGLSが登場。これぞメルセデス製SUVのトップ・オブ・トップ

Mercedes-Maybach GLS 600 4MATIC

メルセデス マイバッハ GLS 600 4マティック

“マイバッハ”を冠するGLSが登場。これぞメルセデス製SUVのトップ・オブ・トップ

スーパーラグジュアリーSUV界の大型新人

メルセデス・ベンツは、2019年11月21日に「メルセデス マイバッハ GLS 600 4 マティック」を初公開した。中国・広州モーターショーのプレビューイベントが初披露の舞台となった。

メルセデス・ベンツにとって、虎の子の高級ブランド「マイバッハ」。設計の王様の名前を戴く伝説の看板として、現行ではフラッグシップサルーン、Sクラスの最高級レンジにのみ使用されている。

今回、栄光のブランド名が与えられたのは、自ら「SUV界のSクラス」と称する旗艦SUVモデルの「GLS」。ロールス・ロイス カリナンやベントレー ベンテイガ、アストンマーティンDBXなどが属するスーパーラグジュアリーSUVセグメントに新たな刺客が加わった格好だ。5シーター、もしくは贅を極めた4シーターのいずれかを選ぶことができる。

AMG系統のV8ユニットを搭載

パワーユニットは、AMG GT系と共有するM177型の4リッターV型8気筒ツインターボを搭載。558hp/730Nmという内燃機性能に加え、22hp/250NmのISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を組み合わせた“EQブースト(=48Vマイルドハイブリッド)”仕様である。トランスミッションは9速ATの9Gトロニックを組み合わせる。

大トルクで巨艦を悠然と運ぶV8エンジンは、一方で気筒休止システムも採用することで効率向上も図っている。走行モードで「コンフォート」を選択し、エンジンが800~3250rpmの回転域でパーシャルモードに入った場合、2、3、5、8番のシリンダーを休止して燃料消費を節約。ドライバーがスロットルペダルをひとたび踏み込めば、1000分の1秒以内で通常モードに復帰する。

ショーファー向けの走行モードも

もちろんエアサスペンション仕様が標準となり、カメラや各種センサーで路面状況などをスキャンし、横Gや不快な振動を制御する「Eアクティブ ボディ コントロール」も用意した。48Vシステムによって各サスペンションを個別に制御する最新テクノロジーだ。

また、ショーファードリブンとしての用途を考慮し、後席乗員の快適性を優先したドライブプログラムも用意。2速スタートやアイドリングストップOFF、加速マナーの穏やかな調整などにより、乗員に余計なGや振動を感じさせないスムーズなドライビングを実現する。すなわち“ショーファー”モードである。

1メートル超のニールーム

メルセデス マイバッハ GLS 600 4マティックの着座位置は、Sクラスに比較して運転席で25cm、後席で28cm高い。くわえて、ドアを開ければ電動のステップが登場するので、スマートに、かつスムーズに乗降することができる。

特等席はなんといってもリヤシートで、GLSに比較して座席位置を120mm後方に移動することで、1103mmという広大なニールームを確保した。助手席をショーファー用のポジションへ設定すれば、最大1340mmまで足元空間が広がる。43.5度までリクライニングするバックレストを備え、時にオフィスとして、またはリラクゼーションのための居室として、あるいは貴重な睡眠時間を確保する場として、多忙な現代人にプライベートな空間を提供する。

新世代のショーファードリブン

導管を塞がないオープンポア仕上げのウッドトリムやナッパレザーなど、インテリアはどこを見渡しても上質な雰囲気が漂う。4シーターの場合、ロック可能なセンターコンソールや、750mlのシャンパンボトルを収納できる大容量の冷蔵機能付きコンパートメントが備わる。アームレストにヒーターを追加することもできるという。

リヤシート用のMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)タブレットは7インチのディスプレイを搭載。ホルダーから取り外して使うこともでき、様々なアメニティ系機能の操作を行うことが可能だ。

正統派サルーンであるSクラスのオーセンティック性には敵わぬものの、視界よく乗降性よく室内空間も広く、ずば抜けた威容を誇るメルセデス マイバッハ GLS 600 4マティックは、新世代のショーファードリブンとして注目を集めるだろう。

市場への投入は2020年後半を予定している。日本への導入時期、および価格は未定。

こんな記事も読まれています

グランプリのうわさ話:ニューウェイ、“感情的な相違”でアストンマーティンからの巨額オファーを拒否か
グランプリのうわさ話:ニューウェイ、“感情的な相違”でアストンマーティンからの巨額オファーを拒否か
AUTOSPORT web
純正のほぼ半値! 高額なトヨタ「GRヤリス」純正ローターに代わる高性能1ピースローターが登場! 魅力的なパッドも充実しています
純正のほぼ半値! 高額なトヨタ「GRヤリス」純正ローターに代わる高性能1ピースローターが登場! 魅力的なパッドも充実しています
Auto Messe Web
目の肥えた人に刺さる「縦目」 メルセデス・ベンツW108/W109型 UK版中古車ガイド(1) Sクラスのご先祖
目の肥えた人に刺さる「縦目」 メルセデス・ベンツW108/W109型 UK版中古車ガイド(1) Sクラスのご先祖
AUTOCAR JAPAN
メルセデス・ベンツW108/W109型 殆どの部品は入手できる! UK版中古車ガイド(2) 複雑なサス故障にご注意
メルセデス・ベンツW108/W109型 殆どの部品は入手できる! UK版中古車ガイド(2) 複雑なサス故障にご注意
AUTOCAR JAPAN
働くクルマ「作業中エンジンつけっぱなし」問題に終止符? EV化いよいよ加速か 三菱ふそう&架装メーカーも準備OK!
働くクルマ「作業中エンジンつけっぱなし」問題に終止符? EV化いよいよ加速か 三菱ふそう&架装メーカーも準備OK!
乗りものニュース
ホンダ EV充電環境をワンストップで提供 新型「N-VAN e:」予約スタートに先立ち
ホンダ EV充電環境をワンストップで提供 新型「N-VAN e:」予約スタートに先立ち
グーネット
オトナの体験楽しむ「三浦ランデブー2024」開催 激レアスーパーカーも集結【動画あり】
オトナの体験楽しむ「三浦ランデブー2024」開催 激レアスーパーカーも集結【動画あり】
グーネット
スーパーカーも静寂への一歩を踏み出す。余計な音を削減する驚きの効果を体感
スーパーカーも静寂への一歩を踏み出す。余計な音を削減する驚きの効果を体感
レスポンス
大型トラックの「タイヤの数」と「位置」に注目すると面白さ倍増! いまの流行は「運転しづらい」4軸低床だった
大型トラックの「タイヤの数」と「位置」に注目すると面白さ倍増! いまの流行は「運転しづらい」4軸低床だった
WEB CARTOP
ハイソカーふたたび──新型トヨタ アルファード試乗記
ハイソカーふたたび──新型トヨタ アルファード試乗記
GQ JAPAN
話題の「サイバートラック」が展示!「モデルY」にも試乗いただけます! テスラ出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
話題の「サイバートラック」が展示!「モデルY」にも試乗いただけます! テスラ出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
LE VOLANT CARSMEET WEB
1980年代に採用されたマニアックな日本車の装備3選 Vol.3
1980年代に採用されたマニアックな日本車の装備3選 Vol.3
GQ JAPAN
2台でペナルティ3回。乱戦を6&7位で終えたトヨタ「ポルシェとフェラーリは明らかに我々より速かった」/WECスパ
2台でペナルティ3回。乱戦を6&7位で終えたトヨタ「ポルシェとフェラーリは明らかに我々より速かった」/WECスパ
AUTOSPORT web
ロードコースは譲らない。王者アレックス・パロウが圧巻のポール・トゥ・ウイン/インディカー第4戦
ロードコースは譲らない。王者アレックス・パロウが圧巻のポール・トゥ・ウイン/インディカー第4戦
AUTOSPORT web
道路の真ん中にあるナゾの物体 やたら派手で中身は何? 円柱以外の形もあり
道路の真ん中にあるナゾの物体 やたら派手で中身は何? 円柱以外の形もあり
乗りものニュース
フォードF1責任者、レッドブルとのパワーユニット開発は順調と主張「ただ、ライバルのことは分からない」
フォードF1責任者、レッドブルとのパワーユニット開発は順調と主張「ただ、ライバルのことは分からない」
motorsport.com 日本版
最強「V8エンジン」搭載! 新型「カクカク本格SUV」発表! 豪華内装の“3列シート”モデルも用意の「ディフェンダー」登場
最強「V8エンジン」搭載! 新型「カクカク本格SUV」発表! 豪華内装の“3列シート”モデルも用意の「ディフェンダー」登場
くるまのニュース
4輪のような大排気量エンジンが超パワフル! 「ハーレーダビッドソンのドル箱」公道での走り味は? 長距離はもちろん街乗りも快適です
4輪のような大排気量エンジンが超パワフル! 「ハーレーダビッドソンのドル箱」公道での走り味は? 長距離はもちろん街乗りも快適です
VAGUE

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1530.02030.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

368.81799.0万円

中古車を検索
GLSクラスの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1530.02030.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

368.81799.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村