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アウディeトロン・スポーツバック ほぼカモフラなしの姿を撮影 クーペ風電動SUV

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アウディeトロン・スポーツバック ほぼカモフラなしの姿を撮影 クーペ風電動SUV

低く見える後ろ姿

電気自動車ラインナップの拡大を図るアウディは、電動SUV「eトロン」の第2弾となるスポーツバックを、11月のロサンゼルス・オートショーで一般公開する予定だ。

【画像】アウディeトロン・スポーツバック 全42枚

標準モデルのeトロン・クワトロよりもスタイルを重視したこの派生モデルは、ほとんど偽装を施していない姿で、高温環境下におけるテストを行っている。AUTOCARでは、その様子を捉えた写真を入手した。これを見ると、クーペ風のデザインがはっきりとわかる。

スポーティなスタイリングは、ジャガーIペイスのようなライバルに対抗するのに効果的だろう。ルーフは後方に向かってなだらかに傾斜し、寝かされたリアウインドウを持つスポーツバック専用デザインのリアエンドは、ボディをより低く見せている。

2017年の上海モーターショーで公開されたコンセプトカーと比べると、フロントグリルは一般的な形状に改められている。先に登場したeトロンで初めて採用されたドアミラー代わりのリアビューカメラは、このスポーツバックにも装備されるようだ。

このテスト車では隠されているものの、リアには左右のテールランプをつなぐLEDのライトバーが装備されているはずだ。これはアウディA8の現行型で初めて採用され、それからすぐにアウディのプレミアム・モデル全般に広まった。

先発のeトロンと性能は同等、価格は高め?

4人乗りSUVにリフトバックのラインをミックスしたスポーツバックの意図について、アウディは「クルマの新しいクラスを創出する」と説明している。つまり、アウディA7スポーツバックの購入を検討しているけれど、もう少し着座位置の高いクルマが欲しいと思う顧客を惹き付けることが狙いだ。

eトロン・クワトロの市販モデルは、前後アクスルに1基ずつのモーターを搭載し、ブーストモード時にはシステム全体で最高出力407.8psと最大トルク67.7kg-mを発生。0-100km/hを5.7秒で加速する。おそらく、eトロン・スポーツバックもこれと同等のパフォーマンスになるだろう。

また、eトロンと同じく最大150kWの急速充電システムを備えるはずだ。1度の充電で走行可能な航続距離もeトロンと同等の400km(WLTPモード)になると思われるが、もしかしたら空気抵抗の少ないボディ形状のお陰で、わずかに長くなるかもしれない。

eトロンの英国における販売価格は7万1000ポンド(約960万円)からとなっているが、eトロン・スポーツバックはこれよりやや高めに設定される可能性が高い。おそらく7万5000ポンド(約1020万円)あたりからになるのではないだろうか。

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