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【2019上半期新型車総点検】11年ぶりにフルモデルチェンジを果たしたジープ「ラングラー アンリミテッド」

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【2019上半期新型車総点検】11年ぶりにフルモデルチェンジを果たしたジープ「ラングラー アンリミテッド」

ジープ『ジープラングラー アンリミテッド』

『ジープラングラー』が実に11年ぶりにフルモデルチェンジを果たした。新開発の4気筒ターボエンジンはレスポンシブルで、組み合わされるATは5速から8速へ進化。その効果はてきめんで、小気味よい走りを実現している。

乗ってわかった三菱「デリカD:5」の○と×

 ほかにもジープの真骨頂であるオフロードの走破性能の改良も抜かりない。副変速機を備え、2輪駆動と4輪駆動それぞれでローレンジモードを選べるようになっており、万全だ。操作系統もモダナイズされ、ドライバーインターフェイスが大幅に向上した。

 ルーフやドアなども専用の工具によって取り外すことができるのもこのクルマの魅力のひとつ。前モデルと比べ着脱が容易になった。

 SUV全盛の時代だからこそ、元祖は輝きを増した、といえるのかもしれない。

従来同様「アンリミテッド」は4ドア版を指す。ルーフやドアは自分で脱着することができる。

シフトレバーの横に副変速機の高低レンジ選択レバーを備える。下の写真のような路面では4Lを選択する

走りも性格も硬派そのもの。進化してもその魅力は変わらない

モータージャーナリスト  金子浩久さん

乗用車のようなSUVが次から次へとリリースされる時代にあって、『ジープラングラー』は孤高の存在だ。リジッドタイプのサスペンションを持っているため、走行中の感覚はダイレクトそのもの。決して静かでも、なめらかというわけではないが、リジッドジーンズのような味わいがある。それでも、必要なアップデートが施され、個性はそのまま。操縦感が堪能できる最も硬派なSUVだ。

取材・文/編集部 撮影/望月浩彦

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