Alpine A110S
アルピーヌ A110S
「アルピーヌA110S」誕生! パワーアップと軽量化による大幅な走行性能アップを実現
高い運動性を得ながらも扱いやすいスポーツカーに
ミッドシップスポーツ「アルピーヌA110」に、高出力のパワーユニットを搭載しシャシーのセットアップを変更、よりアグレッシブなデザインが与えられた高性能モデル「A110S」が登場した。今回、シャープで正確なハンドリングと高速安定性の向上が実現し、内外装にはカーボンファイバーやディナミカなどの高級素材が積極的に採用されている。
ミッドに搭載される1.8リッター直列4気筒ガソリンターボエンジンは最高出力が292psにまで高められながら、重量は1114kgに留められた。欧州における価格は6万6500ユーロ(約811万円)。すでに予約受付をスタートしており、10月にはショールームに登場。デリバリーは2019年末までにスタートする。
アルピーヌのマネージングディレクターを務めるセバスチャン・エルフェンは、「A110S」が高性能でありながらも非常に扱いやすいスポーツカーだと強調した。
「アルピーヌ・プロジェクトのスタート当初から、独自のパフォーマンス特性を備えた様々な仕様のA110を展開しようと考えていました。A110Sはより攻撃的なドライビング経験を得ることができます。A110のすべてのバージョンと同様に、日々のドライブもこなしてくれるでしょう。スキルに関係なく楽しめるクルマです」
カーボン製パーツを積極採用したエクステリア
「A110S」には独自のエクステリアが与えられており、これまでのA110モデルとは明確に異なるアピアランスを持つ。カーボンファイバー製リヤピラーフラッグ、オレンジにペイントされたブレーキキャリパー、ダークフィニッシュ仕上げのGTレースホイールなどが外観の特徴となる。車高もローダウン化されており、オプションで専用マット仕上げのGris Tonnerreペイントもチョイス可能だ。
スポーツマインドを刺激するレーシーな室内
インテリアに目を移すと、従来モデルがブルーのステッチを採用していたのに対してオレンジのステッチを採用。ディナミカ素材を使用したサベルト製シートは単体で13.1kg。レザー&ディナミカ仕様のステアリングホイールは、12時の部分にオレンジのマーカーが記されている。ペダルとフットレストは軽量アルミ製で、キャビンはカーボンファイバーとアクセントカラーのオレンジが配されており、エクステリアとの調和を得ている。
グロス仕上げのカーボンファイバー製ルーフにアップグレードすることも可能。よりスポーティな外観となるだけでなく、重量を1.9kgも軽くすることができる。また、これ以外のオプションとして、足元にはフックス(FUCHS)製鍛造アルミホイール、サベルト製カーボンファイバーシートも用意されている。
アルミボディを活かしたダイナミックなセッティング
走行性能に関しては、スタビリティコントロールの調整を含めてサスペンションのセットアップを最適化。ホイールはもちろん、タイヤも構造やコンパウンドが見直された。
従来からの軽量・コンパクトなアルミボディをベースに、よりダイナミックなセッティングを採用。新しいコイルスプリングは50%硬められ、ダンパーも合わせてチューン。軽量化を目指し中空構造化されたアンチロールバーは2倍の強度をもつ。車高は4mmローダウン化されたことで重心が最適化され、優れた高速安定性とシャープなステアリングレスポンスを実現した。
ESC(横滑り防止装置)システムはトラックモードにおいて、より安定性を高めるセッティングに変更。また、ESCを完全に解除して走行を楽しむこともできる。ブレーキはブレンボ製キャリパーと320mmバイマテリアルディスクを標準装備。このブレーキシステムはA110の他の仕様でもオプションで選択可能だ。
どのギヤからもパワーを味わえるエンジン
1.8リッター直列4気筒ガソリンターボエンジンは、ターボチャージャーのブースト圧が0.4バール高められた。この結果、既存の仕様から40ps増加の最高出力292ps、最大トルク320Nmというスペックを実現。ゲトラグ製7速デュアルクラッチトランスミッションを介してリヤを駆動する。
1114kgという重量もあり、パワーウェイトレシオは3.8kg/ps。従来の仕様が4.3kg/psであることを考えると、相当なパフォーマンスアップを果たしたと言えるだろう。この結果、0-100km/h加速は4.4秒という俊足を実現した。
高速安定性とハンドリングの正確さを追求
アルピーヌのチーフ・ビークル・エンジニアを務めるジャン-パスカル・ドースは、「A110S」の魅力を以下のように説明した。
「 A110Sは高速安定性の高さ、そしてハンドリングの正確さがその特徴になります。今回の改良の最も大きな目的は、エンジンのキャラクターとパワーを強化することでした。今回のエンジンは特に5000rpmから7000rpmがパワフルです。高回転でもさらに加速し続けてくれるエンジンです。すべてのギヤを駆使して、このクルマを堪能してください」
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