もくじ
ー バッテリー生産に不安材料
ー 航続距離と補充時間にメリット
試乗 ヒュンダイNEXO(ネキソ) 未来感ある一方、価格/操舵に難
バッテリー生産に不安材料
アウディは水素燃料電池技術の開発を急ぐようだ。ブラム・ショット会長が明かした。この背景にあるのは、バッテリー生産に必要な資源や、バッテリー式EVの将来性に対する不安が生まれていることだという。
結果として、アウディはhトロン・プログラムを再開し、水素燃料電池技術開発でフォルクスワーゲン・グループ全体をリードすることになる。「われわれはこの計画を加速させたいのです。水素燃料電池により多くの資金や人材を集める方針です」とショットは語った。
ショットは今年中に6世代目となる水素燃料電池車のプロトタイプを発表することを認めた。そして2021年までにはFCEVを限定生産し、リース形式で顧客に提供する予定だという。これはドイツのネッカーズルム工場でA6、A7、A8などとともに生産されることになるだろう。
アウディのFCEVモデルの発売スケジュールについては決まっていないが、ショットは2020年代後半までにはそれを実現させるつもりだという。この燃料電池技術はすでにネキソを発売しているヒュンダイとのクロスライセンスで開発されるようだ。両社は昨年6月にFCEV開発で協力する方針を発表している。
航続距離と補充時間にメリット
2016年のhトロン・コンセプト発表時には、アウディは最長600kmの航続距離を持つと説明していた。そして水素の補充にはわずか4分程度しかかからないという。燃料電池の開発に注力する方針は、2025年までに12台のEV発売に向けた120億ポンド(1兆7000億円)規模の投資の中核を成すものだ。
今年1月にルパート・シュタッドラーに代わりアウディ会長に就任したショットは、バッテリーを大量生産する上で、資源の枯渇などの問題があると指摘した。「電動化を進める上でもっとも効果的かつ効率的な道を考える必要があります。そこで行き着いたのが水素燃料電池です」
アウディが水素利用の開発を進めるうえでカギとなるのは、より長い航続距離と充電時間、そして寒冷地への対応だという。
アウディの6代目水素燃料電池システムはバッテリーをプラグから充電することができるとのことだ。モデルによって異なるが、そのバッテリー容量はeトロンの95kWhより大幅に小さい35-40kWhとなる。これによる航続距離は150km程度とのことだ。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?