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ニューモデル 2019.2.2

2019年版 世界おもしろパトカー(1)

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想像を超えたパトカーたち

パトカーほど想像を超えてくるクルマはない。ポルシェ911やアウディR8、テスラでパトロールしていたら当然驚くだろう。

    ところ変われば車種変わる 世界のパトカー(1)

信じられないかもしれないが、世界でもいくつかの国ではこのような注目を引くようなモデルがパトカーに用いられている。

われわれはこれらのモデルをランク付けし、世界で最も興味深いパトカーを選ぼうと思う。

2019年版を作るに当たって、Autocar編集部はランキングから宣伝用モデルを除外し、実際の業務に用いられているものだけを取り上げた。

79位:シボレー・カプリスPPV(米国)

なぜ、この一般的なパトカーが興味深いのだろうか。それは、米国のフルサイズパトカーにもかかわらず、オーストラリアで生産が行われたからである。フォード・クラウン・ヴィクトリアがカバーしていない大型パトカーに目をつけたGMだったが、当時ふさわしいモデルを製造していなかった。

そこでオーストラリアのホールデンに、シボレーのバッジを冠した後輪駆動車のカプリスを製造するよう依頼した。米国内ではこのモデルが一般ユーザーに販売されることはなかったが、今では中古の個体がオークションにかけられ始めている。

ホールデンの工場閉鎖に伴い、2017年10月に生産が終了した。悲しいことに、米国では大型セダンパトカーは姿を消しつつある。エクスプローラの派生車であるインターセプターなど、SUVの採用が進んでいるのだ。

78位:ラダ2107(ロシア)

ロシアのパトカーは恐るべき多様性を持ち、依然としてラダ2107が存在しているほどである。この時の試練を乗り越えたベーシックなモデルはフィアットをルーツとするもので、自動車の基本的な部分を感じさせる。最も新しいものでも、配備されてすでに7年が経過しており、より近代的なモデルへの置き換えも進んでいる。しかし、モスクワの中央を歩けば、まだまだ見かけることも多い。

ラダ2107は2105のマイナーチェンジモデルで、フィアット124がベースとなっている。2105は1980年に生産が開始され、細かいアップデートを重ねながら2012年まで続けられた。32年間で計1400万台が生産された。

77位:ワースバーグ353W(東ドイツ)

西ドイツではアウディ200やBMW 5シリーズのパトカーが闊歩していた頃、ドイツ民主共和国ではハイテクとは言えないワースバーグがパトカーを製造していた。優れたヒーターを搭載していたが、冷戦を象徴するような総じて非常にシンプルな作りだった。

戦前BMWが所有していた工場で製造され、1938年のDKWによる設計を発展させたクルマだ。当時としては速い部類で、0-100km/h加速は約12秒、最高速は150km/hに達した。

搭載されたエンジンは快活だが原始的で騒がしい2ストロークの1.0ℓ3気筒で、55psを発揮した。警察が採用したのも理解できる話だ。

ベルリンの壁崩壊により、この戦前の息吹を感じさせるクルマへの需要もなくなった。 ワースバーグのアイゼナハ工場はすぐにオペルに、その後GMの所有になった。今でも操業されており、オペル・コルサを製造している。PSAのオペル買収に伴い、この工場もPSAの所属になっている。

76位:スマート・フォーツー(米国)

ニューヨーク市警は2016年に、フォーツーをパトカーとして配備した。米国市場の中では最も遅いモデルのひとつだが、高速道路での追跡に用いられることはないため問題はない。

路上駐車の取り締まりなど交通整理に用いられ、数百台の青白のフォーツーが日々ニューヨークを走り回っている。0.9ℓの3気筒エンジンを搭載し、89ps、13.8kg-mを発生する。

スマートのパトカーは広く歓迎されているようで、場を和ませる場面もありそうだ。ニューヨーク市警は、スマートなら「とても親しみが持てます」とニューヨークタイムスに述べた。

「一緒に写真を撮りたがる市民も多いようです。ハグして、キスしたくなる人もいるようですし。驚くべきことです」

75位:メルセデス・ベンツML350(米国)

ビバリーヒルズは米国で最もきらびやかな地域として知られているが、市警にメルセデスの上級SUVが採用されているのは、それに合わせてのことなのかもしれない。メルセデスのディーラーから寄贈されたものだそうだ。

74位:フォルクスワーゲン・パサート(中国)

フォルクスワーゲン・パサートは中国で最も人気のあるモデルのひとつだ。中国では一時期、3代のパサートが同時に販売されており、そのすべてが法執行機関の業務に使用された。この写真はパサート・リンユである。

ここで、ルーフラインに注目してほしい。実はこれはVWデザインをまとった初代シュコダ・スパーブであり、中国市場や現地生産のために変更が加えられたものだ。

73位:ボルボ・アマゾン(スウェーデン)

スウェーデン警察が国産モデルから選ぶ以上、ボルボ・アマゾンは当時のベストな選択肢だった。1956年にアマゾンはデビューしたが、このときライバルだったサーブが唯一量産していたのは、2ドアの96だった。

パトカーが96なら、容疑者を警察署まで移送する際には、ドアピラーとフロントシートの間に押し込む必要があったが、4ドアで比較的広いアマゾンならもっと容易に業務が行えた。米国では122Sとして販売され、1970年まで製造された。総生産台数は67万台に上った。

72位:ラピード・モデルF 700B ポリスパトロールワゴン(米国)

この一風変わった自動車は最古のパトカーのひとつである。トラックメーカーだったラピードモーターCo.は、1909年にGMに買収され、このモデルF 700B ポリスパトロールワゴンは1910年に発売された。

ラピードの名が冠されるまでの2年間はリアイアンスと呼ばれていたが、その後GMCの名に置き換わった。

71位:ルノー4CV(フランス)

パリ市警のために75台の4CVが生産されたが、これは初めて配備された15台のうちのひとつだ。警察仕様の大きくえぐられた窓枠が特徴で、これは逃亡犯を銃撃するためのものだった。

オークション会社のボンハムはこの1955年製のパトカーを2017年に出品し、3万9100ユーロ(487万円)で落札された。

70位:メルセデス・ベンツC220 CDI(ドイツ)

このメルセデス・ベンツC220 CDIのパトカーは一見、何の変哲もないように見えるだろう。実際、2000年代初頭にドイツでよく用いられていたモデルだ。しかし、ドイツ警察にとっては、2000年にパトカーにシルバーとグリーンのカラーリングを採用して、初めて配備されたパトカーのひとつなのだ。

ドイツ警察はパトカーのカラーリングをホワイトからシルバーに変更した。これはデカールを外して売却される際の価格が高くなるからだった。英国警察も同時期に、同じ理由で変更しており、この個体はシュトゥットガルト市警によって、2000年から2002年まで使用された。

69位:ポルシェ911(オーストリア)

オーストリア警察は長らくパトカーとして911を採用してきた。ポルシェ博士が第二次世界大戦後に自動車の開発を始めたのが、オーストリア・グミュントの工場だったことが関係しているのだろうか。

オーストリア連邦内務省は2017年に数カ月間、この911カレラを所有し、高速道路での取り締まりに用いられた。

ポルシェオーストリアトップのヘルムート・エッガート博士は次のように述べた。「われわれと警察との協力関係には長い伝統があります」

「1960年代から1970年代にかけては、警察や憲兵が青い回転灯を装着したポルシェに乗っている光景は珍しいものではありませんでした。そして2006年には、内務省が高速パトロールのために911を採用したのです」

68位:メルセデス・ベンツGLE63 AMG クーペ(オーストラリア)

ホールデンが2017年に生産を終了して以来、ヴィクトリア州警察は、パトカーにふさわしい国産マッスルカーの選択肢がなくなってしまった。そのため、12カ月間の限定で採用されたのがGLE63 AMGである。

5.5ℓV8ツインターボは585ps、77.4kg-mを発揮し、車重は2350kgながら0-100km/h加速はわずか4.2秒、最高速は249km/hに達する。関わりたくない存在だ。

67位:メルセデス・ベンツE43 AMG(オーストラリア)

GLE63の期間が終了すると、代わりに配備されたのは3.0ℓV6を搭載し401psを発揮するスーパーサルーンだった。

GLEほどの迫力もパワーもないが、追われたくない存在に変わりない。

66位:日産リーフ(スイス)

常にパトカーにスピードが求められるわけではない。抑止力として期待される場面もある。

このジュネーブ警察が使用する日産リーフの警察車輛は、地域の大気環境を改善しようという、英国やポルトガル、ドイツやアメリカなど、国境を超えた活動の一環で導入された。初代リーフの実際の航続距離は113kmだ。

65位:ボルボV90クロスカントリー(アイスランド)

ボルボV90はとてもハンサムなクルマだ。アイスランド北部の気候は非常に過酷だが、こういった環境こそクロスカントリーの本領発揮である。高い車高と四輪駆動システムが備わっている。

64位:アルファ・ロメオ・ジュリアTi by コッリ(イタリア)

できなかったのか、敢えてしなかったのか、アルファはジュリアのワゴン版を製作しなかった。代わりにそれを行ったのは、ミラノを本拠地とするコーチビルダーのコッリだった。

パフォーマンスと実用性の両立のため、Dピラーと長いルーフ、リアハッチを追加する手法に、コッリは1950年代の101系ジュリエッタでも実績があった。リアクオーターにはガラスをはめ込むことも可能だったが、多くは鋼板で覆う仕様が選ばれた。

そのジュリア・ワゴンはイタリア警察をはじめ、欧州の各ディーラーや、皮肉なことにアルファ自身のレース部門のニーズも満たした。

アルファがワゴン市場に参入するのは、1975年のアルファスッド・ジャルディネッタが初だが、これは2ドア。4ドアのワゴンは84年の33ジャルディネッタまで待つことになる。

63位:BMW i8(チェコ)

6カ月もしくは2万kmの条件でチェコ共和国の警察に貸し出されたi8。しかし、たった1カ月で、ドライバーの「医療的な緊急事態」によりクラッシュしてしまった。

2014年に発売され、0-100km/h加速はわずか4.4秒だ。EV航続距離は24km。

62位:MGA(英国)

Tシリーズの生産が終了した1955年、MGAが登場する。この写真は1959年に、ランカシャー警察に導入された18台。トレーニングを受け、運転技術を磨いた警官のみがドライブすることを許された。

61位:フォルクスワーゲン・パサートW8(ルクセンブルク)

これはパサートだが、あなたの知っているものとは異なる存在だ。一見、ヨーロッパ中に掃いて捨てるほどいる退屈な4ドアセダンのパトカーだが、実際はW8を搭載したモデルなのだ。

275psを発揮し、四輪駆動システムを備える。この究極の羊の皮を被ったオオカミはヨーロッパ中で唯一、ルクセンブルクのみに配備されている。

2001年から2004年までのわずか4年間のみ生産された。搭載されたW8エンジンはフォルクスワーゲングループのW型エンジンラインナップのモデルケースといって良い。

2003年発表のベントレー・コンチネンタルGTに搭載されたW12や、2005年発表のブガッティ・ヴェイロンに搭載されたW16で結実した。

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(AUTOCAR JAPAN 編集部)

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