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ボルボ360c まるで、走るベッドルーム レベル5自動運転コンセプト

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ボルボ360c まるで、走るベッドルーム レベル5自動運転コンセプト

「移動」が変われば、ヒトも変わる

ボルボが、自律運転の新たなコンセプトを提案する「360c」というモデルを公開した。

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短時間のフライトのために飛行機を利用するくらいなら、自動運転のクルマで過ごそうというアイデアである。

360cは、レベル5の自動運転(ドライバーの操作が不要)に対応したモデルと考えられ、車室内には今日のクルマのような2列、3列のシートというものが存在しない。

あたかも移動するベッドルーム、走るオフィス、ときにはリビングルーム、パーティスペースとして機能する空間なのだ。

通勤時にはダイニングルームのように使い、朝食を取っているうちに勤め先へ。

デイタイムはオフィスとして利用し、サイドスクリーンにプレゼンテーションを投影しながら顧客と商談。出来立てのコーヒーだって用意されている。

アフターファイブには、クライアントとともにレストランに向かいながらパーティを開くことも。

ボルボの幹部が、こうしたクルマが社会に与える影響について話している。



動画 ボルボ360c 暮らしはどう変わる?

ボルボのマーテン・レベンストン上級副社長は、360cが「自律運転のテクノロジーによって、世界が変わっていく前ぶれ」になるモデルだと話している。

360cは完全自動運転を実現するエレクトリックカーで、「移動中の過ごし方、家族、友人との関わり方を見つめ直すもの。そして、移動によって失われていた時間を取り戻す」ことを目指している。

こうした自律運転のモデルによって、われわれの暮らしが大きく変わっていくというのだ。

「360cが、呼び水になると考えています。多くのアイデアとそれに対する答えから、様々なことを学べるのです。完全自動運転が、この社会にいろいろな意味で変革をもたらすでしょうから」

ボルボは、自動運転車両が広まれば、航空機よりも利便性が高いと考えている。360cならビジネスクラスを思わすキャビンにフラットベッドが備わるようなものだ。ドア・トゥ・ドアで考えれば、300km強のフライトと搭乗手続きに時間を取られるよりも、自動運転のクルマを利用する方が短時間で目的地に着くという。

従来は非生産的な時間でしかなかった日中の移動も、ほかの作業に従事することができる。こうした自動運転モデルが広まれば、新たな市場が誕生することをボルボは忘れてはいない。

さらにボルボは、自動運転車両の方が、人間が運転するクルマよりも安全で、環境汚染を抑え、渋滞を減らすことに注目している。それは結果として、都市生活者が健康的で、豊かな暮らしを手に入れることに繋がるからだ。


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