V6モデルの販売不振
英ジャガーは同社のXEとXFのホットモデルであるV型6気筒スーパーチャージャー搭載のXE SおよびXF Sを廃止することを決定した。
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これは販売の不振と排ガス規制の変化が理由とみられている。
ジャガーからの公式発表はされていないが、このV6エンジンはXJやF-PACEなどの他のモデルからも廃止されることになりそうだ。ただし、F-タイプはその台数の少なさから排ガス規制変更の対象外となる見込みであり、V6エンジンが残る可能性がある。
XEやXFのSモデルはXE300やXF300に間接的に置き換えられることになる。これはF-タイプのエントリーグレードが搭載する300psの4気筒ターボエンジンだ。
ジャガーのスポークスマンによれば、「われわれは自社の4気筒エンジンとして300psの2.0ℓエンジンを開発しました。これはSモデルよりも魅力的な価格設定であり、より効率的にジャガーらしい運転体験が得られることから需要がそちらにシフトしています」とのことだ。
彼は、XEやXFにおけるSモデルのセールスが2%に満たないことを付け加えた。「排ガス規制の変更への対応を考えると、これらのモデルの英国での販売を終了することが妥当だと判断しました」
これらのモデルは9月1日に施行されるWLTP排ガス試験を受けての最新の犠牲者だ。多くの自動車メーカーがこの規則に適合すべくエンジンへの改良を進めている。
XE SやXF Sの販売台数の少なさを考えると、研究開発部門がV6の改良に投資するのは割にあわないとの考えだろう。
XE SおよびXF Sの注文は停止されたものの、依然として在庫は存在している。また、ホットサルーンが人気を博している北米では販売が続けられる。米国はこの新規制の対象外であることもこの理由だ。
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