ヘルベルト・ディース、取締役会会長に
フォルクスワーゲンAGの取締役会および監査役会は、グループの経営構造を大幅に見直すことを決議した。
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マティアス・ミュラーは、相互の合意に基づき、本日付けで取締役会会長を辞任。監査役会は、Dr.ヘルベルト・ディースを後任として任命した。
監査役会会長のハンス・ディーター・ペッチュは、ミュラーの献身的な仕事に感謝の意を表明した。
「マティアス・ミュラーは、フォルクスワーゲン・グループのために卓越した手腕を発揮してくれました。彼は2015年の秋に、当社が史上最大の困難に直面したときに、取締役会会長に就任しました。その時、彼はフォルクスワーゲンを正しく導いたばかりでなく、彼のチームとともにグループ戦略を根本的に再編し、企業文化の変革に着手し、確固たる決意を持ってフォルクスワーゲンを軌道に乗せました。現在、フォルクスワーゲンは、かつてないほど逞しい企業となっています。彼は会社全体に大きな貢献を果たしました」
新体制では、グループ内のブランドが、三種類のコア・ディビジョンに分割される。詳しくみていこう。
プレミアム、スーパープレミアムは、どのブランド?
グループの継続的なリーダーシップの基盤を構築するため、ブランドグループとして下記の3グループが導入される。
・ボリューム:VW、スコダ、セアト
・プレミアム:アウディ
・スーパープレミアム:ポルシェ、ブガッティ、ランボルギーニ、ベントレー
ディース新CEOは、「アウディは、BMW、ダイムラー、レクサスが争うセグメントのコア・ブランドという位置づけです。VWグループにとって有益な役割を担うのがアウディです。一方でスーパープレミアムは、クルマに多額をつぎこむエンスージアスト、熱狂的なクルマ好きに向けたセグメントです」と説明している。
また、日野と包括提携を模索している「トラック&バス」は、上場に向けた準備が計画されている。
これらのブランドグループの責任者となる各取締役会会長は、グループ経営の役割も担う予定。この再編の下で、ヘルベルト・ディースはグループの研究開発部門の責任者となり、また、ルパート・シュタートラーはグループセールス部門、オリバー・ブルーメはグループプロダクション部門の責任者になると発表された。
さらに、コネクティビティに対する重要性が高まっていることを受けて、車両IT部門の責任者はヘルベルト・ディース自身が担当し、コーポレートIT部門の責任者にはフランク・ヴィッターが就任。
監査役会は、2名の新しい取締役の任命も決定。ポルシェ取締役会会長であるDr.オリバー・ブルーメが、グループ最高経営会議メンバーに加わる。
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