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ニューモデル 2018.2.5

プジョーの奇抜なコンセプトカー 何台おぼえている? 前編

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プジョー・インスティンクト(ジュネーブ:2017年)

    プジョー・インスティンクト・コンセプト試乗 自動運転の未来を予告

プジョーの自動運転技術と将来のプランを示すために製作されたインスティンクト。しかし、目を奪われるのはそのシューティングブレークスタイルのルックスだ。マティアス・ホッサンが描いたそのデザインは、フル4座のキャビンとホログラフィック・ディスプレイを備えるダッシュボードを包む。ガソリンPHVで、最高出力は300ps。エアブレーキやアクティブ・エアブレードといった、先進的な空力デバイスも備える。

プジョー・オキシア(パリ:1988年)

これが量産化されれば、1980年代のスーパーカー連立期にプジョーも容易に爪痕を残したことだろう。ミドシップ・マウントの2.9ℓV6ツインターボは680psを発揮し、349km/hに手が届くことはテストコースで証明済みだ。

低く構えたフロントエンドは、405セダンを思わせるデザイン。レースカーを彷彿させるフラットなボディは、プジョーのル・マン参戦プロジェクトに関与したジェラール・ウォルターが開発を手掛けたことを教える。車名は、火星表面のオキシア・パルスと呼ばれる地形にちなんだものだ。

プジョー・プロキシマ(パリ:1986年)

プジョーにとって、代替エネルギー研究の初期段階で製作されたのがこのプロキシマだ。ミドシップのエンジンを覆うデッキには、ソーラーパネルが配置されている。ただし、その発電能力は動力源とするには程遠く、せいぜいリモコンキーを充電する程度。走りの方は、600ps級の2.8ℓV6ツインターボがガソリンを燃やして賄う。

プジョー・トゥアレグ(パリ:1996年)

フォルクスワーゲンより前に、プジョーはこの名前をコンセプトカーに与えていた。オフロードを意識させるバギータイプのボディは、軽量な複合素材で造られ、18インチのホイールは最低地上高の引き上げに一役買っている。プジョーはこのクルマを、ジャーナリストたちにオフロードコースで試乗させたこともあった。ピュアEVであるトゥアレグコンセプト、唯一の問題はバッテリーにある。性能が不十分なだけでなく、交換式なのだ。

プジョーRC(ジュネーブ:2002)

手頃な価格のフランス製スポーツカー復活を求めるひとびとの欲求をもてあそぶかのように、その鼻先にプジョーがぶら下げてみせたショーモデル。ミドシップ・マウントするエンジンは、珍しいことに2タイプ用意される。スペードと銘打った黒いクルマには2.0ℓガソリン、ダイアモンドと呼ばれる赤いクルマには2.2ℓターボディーゼルが、それぞれ搭載されるのだ。いずれもカーボンボディと6段シーケンシャル・ギアボックスを備え、0-100km/hは6秒フラットをマークするという。

プジョー・ホガー(ジュネーブ:2003年)

プジョーのデザインスタジオは、ビーチバギー的なものがお好きらしく、砂漠を走破できそうな類のコンセプトカーをいくつか送り出している。そして、このホガーはダカール・ラリーに向けた闘志も示すもので、サスペンションは前後ともツインショックを備え、乗員はステンレスのロールケージに守られる設計だった。もちろん、駆動方式は4WDである。驚くべきはエンジンで、180psの2.2ディーゼルを2基搭載するのだ。実際にドライブすることはできないが、『アスファルト・エクストリーム』なるフランス製ゲームアプリで、その片鱗を感じることはできる。

プジョー・クアザール(パリ:1984年)

極めて明るい天体であるクエーサーから取った車名のごとく、その存在感は同時期のプジョーのコンセプトカー群においてもひと際強烈だが、技術的には容易に市販化できるパッケージだ。というのも、ドライブトレインとシャシーが205T16、すなわちあのグループBラリーマシンから流用されているからである。そのため、最高出力は600psクラスで、4WDシステムを備える。シザースドアは秀逸のルックスを生むが、デジタル計器盤や初期段階のナビゲーションシステムは、駆動で使うよりSF映画の小道具にでもした方が似合う。

プジョー・アスファルト(パリ:1996年)

パッと見は三輪車のようだが、よくよく観察すると、後輪は本のタイヤが密着して構成されていることがわかる。これにより、ボディを後方へ向かって極端に絞り込むことができるようになり、空力の非常に優れた2シーターに仕上がっている。フロント周りのデザインは、この2年後に登場する206を示唆するもので、搭載するエンジンもまた、その新型Bセグメントに搭載されることになる4気筒だった。

プジョー・ノーチラス(ジュネーブ:1997年)

フェラーリ・エンツォから超特急、トラクターまでデザインするケン奥山こと奥山清行氏のデザイン。このノーチラスでは、インスピレーションを海に得ており、極めてスムースで、隠しドアハンドルやミラー代わりのカメラによってクリーンなラインを実現している。

プジョー607フェリーヌ(ジュネーブ:2000年)

206CCで可動式ハードトップを市販化したプジョーは、607フェリーヌでコンバーティブルのデザインの限界をさらに引き上げた。2分割式ガラスキャノピーを備え、前部は前後にスライド、後部は解放できる。また、ドアはフロントフェンダー方向へスライドして開く。フロントに積まれるエンジンは、213psの3.0ℓV6と現実的だが、ラ・ガレンのデザインセンターから世に出ることはなかった。

プジョーH2O(パリ:2002年)

『ブレードランナー』にでも出てきそうだと思ったのは、新作のポリススピナーがプジョーだったからだろうか。それはともかく、H2Oという車名は、無害な水のみを排出する水素燃料電池を積んでいることに由来する。で、水を出すから消防車風のルックスにしてみた、と発想はダジャレ的だが、フロント周りのデザインは、207のそれを予告する現実味のあるものだ。

プジョー20カップ(フランクフルト:2005年)

スクーターやバイクを生産した歴史も持つプジョーが生み出した、二輪車と四輪車を融合したようなルックスとエンジニアリングの20カップ。モーガン的な前2輪/後1輪のレイアウトで、カーボン製タブを用いた車体により、ウェイトは500kgに抑えられている。エンジンは1.6ℓガソリンターボで、172psを発生する。2台製作されたが、現存するのは1台のみだ。

プジョー4002(ジュネーブ:2003年)

コンセプトカーはたいてい社内でデザインされるものだが、2002年にプジョーは完全オープンのコンペを実施。結果、製作された4002は、ドイツ人グラフィックアーティストのステファン・シュルツェのデザイン。2800件の応募から選ばれたそれは、1936年の402に着想を得たもの。そもそも、402の流れるようなボディラインは、1934年に登場し、カーデザインに変革をもたらしたクライスラー・エアフローに影響を受けている。

プジョー407マカレナ(ジュネーブ:2006年)

これはプジョー内製ではなく、コーチビルダーのユーリエが製作したもの。407をベースにした4座コンバーティブルで、彼らが得意とする可動式ハードトップを組み込んでいる。この2分割ルーフの動く様子が、かつて流行ったマカレナ・ダンスの腕の動きに似ているというのが車名の由来。量産化はされなかった。

プジョー907(パリ:2004年)

ル・マンのプロジェクトに長年携わってきたジェラール・ウォルターにデザインを任せれば、それがスポーツカー的なものとなるのは当然だ。デザイナーのジャン=クリストフ・ボル=レダはこのクルマを、ラ・ガレンからヴェリジーへデザインセンターが移転するタイミングで具現化した。その長いボンネットの下には、3.0ℓV6を2基組み合わせた、800psオーバーのV12が積み込まれている。0-100km/hは3.7秒、最高速度は357km/hを謳う。

プジョー908RC(パリ:2006年)

ル・マンでの成果を市販車とリンクさせる道を探るべく製作された908RCには、耐久マシンの908と同じ5.5ℓV12を搭載。ツインターボで700psを超えるユニットだが、それを積む908RCはスポーツカーではなく、高級4シーターだった。前席のセンターコンソールには大画面のタッチパネルが設置され、その後のインフォテイメントシステムの方向性を予期させた。

プジョー・ムーヴィー(フランクフルト:2005年)

プジョーの最も奇妙なコンセプトカーは、このムーヴィーかもしれない。3回目となる公募で勝ち抜いたこのデザインが、アマチュアの作品だったというのも驚くべき点だ。ポルトガルのアンドレ・コスタは、環境にやさしいクルマの提案として、このガラスとスティール、そして複合材を用いたカプセルのようなクルマを描き出した。

プジョーEX1(パリ:2010年)

この手の2座スポーツカーを提案し続けてきたプジョーは、20カップでのようなティアドロップ形状をより磨き上げた。2本の後輪を内寄りに設置することで、空力性能を向上するスタイルだ。345psのモーターはショーモデルのための仮想スペックではなく、1000kg以下の車両における6つの速度記録を樹立。ニュルブルクリンクでは9分1秒338のEVレコードを叩き出した。

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(AUTOCAR JAPAN 編集部)

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