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1930~60年 トヨタにはどんなクルマがあった? 代表作を振り返る

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1930~60年 トヨタにはどんなクルマがあった? 代表作を振り返る

計およそ25億台を生んだトヨタ

1924年、自動織機を考案した豊田佐吉は、同時に豊田自動織機製作所を設立した。そして1929年、新しいビジョンをもとにトラックや乗用車を作る部門を設けることとなる。

トヨタ、なぜEVではなくハイブリッドにこだわる? マツダ資本提携で変化も

試作車は1935年にお披露目され、1年後市販車として登場した。

そして1937年8月27日、豊田佐吉の息子、豊田喜一郎が初代社長を務めるような形でトヨタ自動車株式会社が組織され、以後80年ものあいだ日本はもとより、世界中の自動車産業に大きな影響を与えつづけてきた。

今年傘寿を迎えるトヨタは、レクサスやいまは亡きサイオンブランドも合わせると約25億台ものクルマを製造してきたことになる。そしていまやトヨタは世界第2位の自動車メーカーまでのぼり詰めた。

ハイブリッド車を難なく作ったトヨタの信頼性は折り紙つき。ここで紹介するクルマは、そんな品質もさることながら、トヨタ史を語るうえで欠かせないランドマークのような存在ばかりである。

まずは1960年までの代表作を振り返ろう。

トヨダAA(1936)

トヨタの最初の市販車はAA型で、3.5ℓ6気筒エンジンを積んだクルマである。1404台が作られ、東京でのデビューを皮切りに国内向け販売された(このときAB型というカブリオレも製作された)。日本政府の後押しもあって、道は拓けることとなる。

トヨタAE型(1939)

AA型は後にAB型(353台製造)やAC型(115台製造)へと改良が加わったが、新しいモデルとしては2代目となるAE型が登場したのは1939年のこと。AA型はクライスラー・エアフローに似ていたが、AE型はボルボのPV60っぽかった。45psで2258ccの4気筒エンジンを搭載。

トヨタSA型(1949)

1960年代半ば、トヨタは小型車をトヨペットブランドで販売した。995ccの4気筒エンジンを搭載したSA型は1947年から1952年までのあいだに215台が作られたが、ヒットを飛ばすようなクルマではなかった。

トヨタSA型(1949)

終戦後5年が経ち、荒廃していた日本で販売されていたクルマを弊誌が取り上げていた。

トヨタBJ/ランドクルーザー(1953)


1953年、のちのランドクルーザーと名前を冠されるクルマが登場し、ランドローバーのライバルと目されていた。

1955年に2代目となってから、2017年に至るまで9世代ものバトンでランドクルーザーは生きつづけている。

トヨタ・クラウン(1955)

クラウンは欠かせない。トヨタで最初に対米輸出されたクルマなのだから。

最初はトヨペットのバッジをつけていたが、アメリカの消費者はその名前が嫌いだったようで、すぐにトヨタに変わった。

初期のクラウンは48psの1453ccエンジンを搭載していたが、1960年には1879ccのものに変わった。クラウンは14世代目になったが、コレクターには写真の4世代目、1971年から1974年まで製造された「クジラクラウン」がツボのようだ。

トヨタ・コロナ(1957)

カローラが世界を制する1960年代まで、トヨタ製小型車と言えばコロナだった。ヨーロッパに初めて上陸したのは1965年のロンドン・モーターショーでのこと。写真は1966年に初めてイギリスで販売されたクルマだ。コロナは誕生から2001年までのあいだ11世代にわたり走りつづけた。

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