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フェラーリ70周年 AUTOCAR、当時の評価は? 1970~80年代編

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フェラーリ70周年 AUTOCAR、当時の評価は? 1970~80年代編

フェラーリ365 GT4 ボクサー(1974)


ボクサーが発表された1974年には、トップレベルのスーパーカーはミッドシップエンジンというのが一般化していた。

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そして、V12から低重心の水平対向12気筒エンジンへと切り替えられたフェラーリ365は、新時代フェラーリの幕開けとなるモデルとなった。

AUTOCAR、当時の評価

「パフォーマンスに関しては語ることはないだろう。間違いなく、今日生産されているクルマの中で最速のクルマだ。ただし、実用性を犠牲にした分、フェラーリ・デイトナを頂点から引きずりおろせたか? というと、正直、そうは思わない。フロントエンジンの方が、わたしの好みなのだ」

フェラーリ308GTB(1976年)


フェラーリの初のV型8気筒エンジンをミドにマウントしたモデルは、ベルトーネがデザインした4シーターの308GT4だった。

そのアンチテーゼとして1976年に発表されたのが、ゴージャスな308GTB。1976年当初はグラスファイバー製のボディが特徴だったが、1977年モデルからはスチール・ボディに変更された。

ヨーロッパ仕様のエンジンは255psを発生させていたが、排気ガス規制の関係でアメリカ仕様は240psだった。

AUTOCAR、当時の評価

「機械工学に基づいた卓越した品質、ボディやインテリアの仕上げ水準、全方位的な性能は賞賛に値する。われわれがテストした中で最高のフェラーリだ」

フェラーリ・テスタロッサ(1984年)

マッシブなボディサイドのエアインテークに、リトラクタブルヘッドライト。テスタロッサがまとう、80年代という時代が生んだスタイリングは過剰気味だ。

急進的な方向転換を遂げたフェラーリのデザインと、ミッドシップに395psを発生する水平対向12気筒エンジンを搭載したテスタロッサは、その後512TR、F512Mへと発展する。

AUTOCAR、当時の評価

「テスタロッサは世界最速でもなく、最高のハンドリング性能を持っているわけでもないが、強力でカリスマ性のある素晴らしいエンジンを搭載することで、卓越したモデルの1台として位置づけられる」

フェラーリ288 GTO(1984年)


288GTOは、405psを発生する2900ccツインターボV型8気筒エンジンをミッドシップすることで、最高速度304km/h、0-100km/h加速5.0秒を叩き出した。

1984年の発表時、われわれからの要求があっても、フェラーリは取材用の広報車両を準備していなかった。ニキ・ラウダがオーナーの車両を借りて、ボローニャからザルツブルグまでテストドライブをする機会を得たのは、発表から3年後のことだった。

AUTOCAR、当時の評価

「民主的な速度で運転することは難しい訳ではないが、スリリングな体験だ。ただ、刺激的すぎず、恐れるほどでもない。十字架を胸で切るほどの危険な思いをするヒステリックなクルマではなく、人によっては落胆するかもしれない。あくまでもGTOはフェラーリの精神の象徴である」

フェラーリF40(1987)

車重はゴルフGTiより若干重い程度で、484psと58.6kg-mを発生するV型8気筒ツインターボエンジンを搭載。F40はダイレクトでスリリングなクルマだ。

AUTOCAR、当時の評価

「滑らかな路面では素直で魅力的な素性を持ち、速さは才気に溢れている。強力なグリップと、それを超えるバランスのよい優れた挙動を示すので、ドライバーを選ぶとはいえ、運転はそれほど難しくはない」

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