人工知能を搭載したクルマが数年内に日本の公道を走ることになりそうだ。トヨタ自動車は米時間4日、ラスベガスで5日に開幕する家電見本市 2017 International CES で、コンセプトカー「TOYOTA Concept-愛i(コンセプト アイ)」を披露すると発表。人工知能を搭載したこのクルマは、人のことを理解し、知識を蓄積することで、ドライバーによって快適なパートナーとして育つという。
Concept-愛iの特徴は、感情の認識や嗜好性の蓄積といった、人を理解する能力を持つこと。理解の方法としては、ドライバーの表情や動作、覚醒度を認識してデータ化することや、SNS上の行動・会話履歴などからその時の状況や個人の嗜好を推定する。この人を理解する技術を安全面や“Fun to Drive”に役立て、ドライバーに新感覚の体験を提供できるようにした。
安全面については、人を理解する技術と自動運転技術を組み合わせることで、ドライバーを安全・安心に導く。ドライバーの感情や疲労度、覚醒状態に応じて、視覚や触覚など五感に働きかけ自律神経を刺激したり、ドライバーが危険な状態に陥った時は自動運転モードに切り替えたりして、安全な状態に導く。さらにドライバーのストレスも把握し、運転に不安を感じた際に自動運転モードへの切り替えを提案するなどする。
“Fun to Drive”については、人を理解する技術とエージェント機能を組み合わせることで、ドライバーの気持ちを先回りした提案を行う。具体的にはドライバーの感情・覚醒度に応じて、クルマが会話を誘導したり、ドライバーの嗜好に応じたニュースをクルマ側から提案。さらに感情・嗜好性をビッグデータとして活用し、他のドライバーのデータ共有も行うことで、未知なる体験や安全な社会づくりに貢献していく。
トヨタ自動車によると、今後数年内にConcept-愛iの一部の機能を搭載した実験車両の公道実証実験を計画しているという。
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