現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > トヨタ エスティマ最後のマイナーチェンジになるのか?

ここから本文です

トヨタ エスティマ最後のマイナーチェンジになるのか?

掲載 更新
トヨタ エスティマ最後のマイナーチェンジになるのか?

トヨタ自動車は2016年6月6日、エスティマ/エスティマハイブリッドをマイナーチェンジして発売を開始した。

マイナーチェンジした新型エスティマは、フロントビューを一新し、外板色にはミニバン初となるツートーン仕様を設定。また内装には新たにヌバック調シート表皮のブランノーブやサテン調加飾を採用。さらに衝突回避支援パッケージの標準装備化や、サスペンションのチューニング最適化をはじめとする走りの質感向上などを実施した。

エスティマ/エスティマハイブリッドは丸みを帯びたワンモーションフォルムを特徴とするなど、「先進・洗練」を追求したミニバンとして開発。他のミニバンとは一線を画すスタイリッシュなクルマとして、独特のこだわりを持ち多くのユーザーに支持されてきた。3代目となる現行モデルは2006年のデビュー。最近の国産量販車としては、特異とも言えるほど長いモデルライフを継続中だ。

エクステリアでは、エンジンフードからラジエターグリル、バンパー、フェンダーまでのフロントデザインを一新。アッパーグリルから連続してサイドまで回り込んだ薄型のヘッドランプや、特徴的な大開口のアンダーグリルと張り出したバンパーコーナーの造形が、ワイド感とスタンスのよさを強調している。さらにLEDクリアランスランプと組み合わせたBi-Beam LEDヘッドランプ、デイライト機能付きのLEDアクセサリーランプが、精悍さと先進性を強調している。

突き出し感を強調したフロントノーズにより、ワンモーションフォルムがより伸びやかに進化したサイドビューも新型のポイントのひとつだ。さらに立体的に造形した赤基調のリヤコンビネーションランプを採用。LEDライン発光ストップランプと面発光テールランプとの組み合わせにより、後ろ姿でも先進性をアイコニックに表現している。

ボディカラーには新色のレッドマイカメタリック/ダークシェリーマイカメタリック/スパークリングブラックパールクリスタルシャインを含む全10色を用意。意外だったのは、ブラックルーフと組み合わせたツートーン仕様のオプション設定(3色)が、登録車のミニバンでは今回初だったこと。このツートーン仕様車はルーフ/ピラー/アルミホイールなどもブラックで統一し、よりスタイリッシュさを追求。さらに小さなすり傷を自己修復するクリア塗装「セルフリストアリングコート」を全外板色に採用している。

インテリアでは合成皮革をあしらったインスツルメントパネルにアクセントステッチの加飾を施し、モダンで上質な室内空間を演出。さらにサテン調加飾オーナメントが横方向への広がりを感じさせ、同じくサテン調加飾のステアリングホイールが質感の高さを表現している。新意匠のオプティトロンメーターは先進性と視認性を両立。さらに大型ナビと一体化したタブレット端末のようなセンタークラスターには、直感的な操作が可能な静電式スイッチを採用している。

室内最大の注目はカラーコーディネートだ。天井、ピラーを含め内装色をブラックで統一し、グレードごとにシートカラーを設定。洗練された室内空間を演出している。さらに新規設定色のホワイトには防汚処理加工を採用し、汚れ防止に寄与。滑らかな触り心地のブランノーブ(ヌバック調ファブリック)をシート表皮に新採用し、これは上質な乗り心地にも貢献している。

安全性能も今回アップデートされた。衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームをセットにした衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」を全車に標準装備。レーザーレーダーと単眼カメラを組み合わせ、異なる2つのセンサーで高い認識性能と信頼性を両立し、多面的な安全運転支援が可能になった。

またスーパーUVカットプライバシーガラスをリヤドア/リヤクウォ―ター/バックドアに設定。従来より設定のあるフロントドアガラスとウインドシールドグリーンガラスとあわせて、トヨタ初の360度全方位においてUVカットガラスの採用を実現し、快適性を向上している。

今回のマイナーチェンジは、フットワークの改良にも及んでいる。コイルスプリングをはじめとしたサスペンションのチューニング最適化などにより、操縦安定性の確保に加え、さらなる上質な乗り心地を実現。またリヤコンビネーションランプにエアロスタビライジングフィンを採用。これにより空力性能を高め、車両の優れた走行安定性確保に寄与している。さらに上級グレードではフロントパフォーマンスダンパーの設定により、走行中のボディに発生する小さなたわみや微振動を速やかに吸収し、よりシャープなハンドリングを実現している。

一部改良したエスティマ/エスティマハイブリッドのバリエーションと価格については、以下を参照。なお今回より全車エアロパーツ付きのAERAS(アエラス)のみの展開となった。

この記事を画像付きで読む(外部サイト)

こんな記事も読まれています

国産車初の電動メタルトップは駄作? なんで窓枠が残るのよ! 世にも不思議な[ソアラエアロキャビン]は今が底値!
国産車初の電動メタルトップは駄作? なんで窓枠が残るのよ! 世にも不思議な[ソアラエアロキャビン]は今が底値!
ベストカーWeb
ヒョンデの高性能EV『アイオニック5N』が日本上陸! 特別仕様車の予約開始
ヒョンデの高性能EV『アイオニック5N』が日本上陸! 特別仕様車の予約開始
レスポンス
「えっ?」メルセデス・ベンツの最新「Gクラス」は4モーターで“戦車みたいな旋回”を実現!? 実車との初対面で実感!「G580EQ」はすべてが驚異的
「えっ?」メルセデス・ベンツの最新「Gクラス」は4モーターで“戦車みたいな旋回”を実現!? 実車との初対面で実感!「G580EQ」はすべてが驚異的
VAGUE
ホンダが「新型SUV」正式発売! “SUV×セダン”融合させたデザイン採用!? ヴェゼルと違う「e:N」、中国に
ホンダが「新型SUV」正式発売! “SUV×セダン”融合させたデザイン採用!? ヴェゼルと違う「e:N」、中国に
くるまのニュース
三菱 ASX 改良新型…デザイン刷新&機能強化
三菱 ASX 改良新型…デザイン刷新&機能強化
レスポンス
パナソニックHD、オートモーティブシステムズ譲渡で600億円の損失
パナソニックHD、オートモーティブシステムズ譲渡で600億円の損失
日刊自動車新聞
アルファロメオ、ジュリア/ステルヴィオの限定車 「Veloce Superiore」を発売開始
アルファロメオ、ジュリア/ステルヴィオの限定車 「Veloce Superiore」を発売開始
月刊自家用車WEB
日産が「新型セダン」を世界初公開! 2台の「ゴツSUV」も登場! 26年度までに投入の「新型モデル」4台を北京ショーで披露
日産が「新型セダン」を世界初公開! 2台の「ゴツSUV」も登場! 26年度までに投入の「新型モデル」4台を北京ショーで披露
くるまのニュース
メルセデスF1の作戦は“ガンガン行こうぜ”! マシンバランス改善する新パーツ開発中。次戦マイアミGPでもアップデート投入へ
メルセデスF1の作戦は“ガンガン行こうぜ”! マシンバランス改善する新パーツ開発中。次戦マイアミGPでもアップデート投入へ
motorsport.com 日本版
1台……超頑張っても2台しか曲がれないって短すぎん!? 極端に点灯時間が短い「右折の矢印信号」はどうすれば改善される?
1台……超頑張っても2台しか曲がれないって短すぎん!? 極端に点灯時間が短い「右折の矢印信号」はどうすれば改善される?
WEB CARTOP
【MotoGP】ド級のライバル、ロレンソ&ペドロサが今度はリングで対決!? ボクシング勝負が実現か
【MotoGP】ド級のライバル、ロレンソ&ペドロサが今度はリングで対決!? ボクシング勝負が実現か
motorsport.com 日本版
【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
レスポンス
【セミナー見逃し配信】※プレミアム会員限定「量子コンピュータ×自動車分野での活用メソッド」
【セミナー見逃し配信】※プレミアム会員限定「量子コンピュータ×自動車分野での活用メソッド」
レスポンス
GW渋滞、本四高速・松山道のピークはいつ? 5月3日に神戸淡路鳴門道で最大55km級の渋滞が発生!【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】
GW渋滞、本四高速・松山道のピークはいつ? 5月3日に神戸淡路鳴門道で最大55km級の渋滞が発生!【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】
くるくら
【MotoGP】ワイルドカード参戦のダニ・ペドロサ、2年連続の母国戦参加は「予想外」KTMのスピード向上に今回も尽力へ
【MotoGP】ワイルドカード参戦のダニ・ペドロサ、2年連続の母国戦参加は「予想外」KTMのスピード向上に今回も尽力へ
motorsport.com 日本版
ホンダ、ヴェゼルを一部改良 意匠変更やHVにアウトドアテイストの新パッケージ
ホンダ、ヴェゼルを一部改良 意匠変更やHVにアウトドアテイストの新パッケージ
日刊自動車新聞
トーヨータイヤが“低電費”と耐摩耗性能を両立した小型EVトラック用リブタイヤ「ナノエナジー M151 EV」を発売
トーヨータイヤが“低電費”と耐摩耗性能を両立した小型EVトラック用リブタイヤ「ナノエナジー M151 EV」を発売
レスポンス
日産が新型「小さな高級車」発表! 全長4.3m級&上質内装を採用! 高級スニーカーから発想得た「キックス」とは
日産が新型「小さな高級車」発表! 全長4.3m級&上質内装を採用! 高級スニーカーから発想得た「キックス」とは
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

327.1391.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

15.8353.1万円

中古車を検索
エスティマの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

327.1391.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

15.8353.1万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村