富士重工業は11日、「スバル レヴォーグ」に改良を施し、6月10日に発売すると発表した。今回の改良では、安全性や静粛性も高めるなど商品力アップを図った。また、2016年夏にスポーティな走りと質感を特徴とする「STI」仕様をラインアップに加えることを明らかにした。
今回の安全面における改良は、万一の衝突の際に乗員の保護性能を高めるためのもの。前面衝突時にシートベルトを巻き取り乗員の拘束力を高めるシートベルトプリテンショナー機構を、前席に加え、新たに後席の左右席にも搭載した。同時にリアシートのクッションもより安全性に配慮した構造へと変更している。
加えてフロントドアにはアッパービームを新たに採用。側面衝突時の乗員保護性能を高めた。
もうひとつのトピックは、スポーティグレード「STI」の新規設定。すでにレガシィやインプレッサなどで好評を得ているSTIバージョンは、専用の内外装や足回りにより、走りの質を高めたモデル。新登場のレヴォーグSTIバージョンがどんな仕上がりなのか、今夏のデビューに注目が集まる。
このほか静粛性を高める対策も行った。具体的には、フロントドアガラス内側のショルダー部ウェザーストリップを2枚に増やすとともに、リヤクォーターガラスの板厚アップやカーゴルームの吸音材追加により、車内へのノイズの侵入を少なくしている。
さらに一部のグレードでは、アルミホイールのデザイン変更や、内装の新色追加も行った。
レヴォーグの価格は277万5600円から356万4000円。今夏登場予定のSTIバージョンの価格は未定。
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