2020年のWRC(世界ラリー選手権)開幕戦のラリー・モンテカルロは、SS8が終了し折り返し地点を迎えた。この時点で首位に立っているのはセバスチャン・オジェ(トヨタ)だ。
競技2日目はSS3からスタートしたが、SS4では前年王者のオット・タナク(ヒュンダイ)が大クラッシュを喫しリタイアするという波乱の展開となった。
■WRCモンテカルロ初日:ヌービル首位発進。トヨタのオジェが2番手で続く
タナクは高速で走行中にわずかに体勢を乱し、右側のタイヤを崖の外に落としてしまった。タナクのマシンは空中で何度も回転しながら崖を転がり落ち、ストップ。タナクとコ・ドライバーのマルティン・ヤルヴェオヤに大きな怪我はないようだが、マシンは修復不可能なレベルに損傷しており、無念のリタイアとなった。
そんな中、4番手で2日目を迎えたエルフィン・エバンス(トヨタ)がSS3~SS5を立て続けに制し、トップに浮上した。一方、それまで首位をキープしていたティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)は、凍結したスリッピーな路面に苦しめられ首位陥落となった。
SS6とSS7は一転してオジェが制し、エバンスとの差を詰める。そしてSS8でついに逆転。エバンスを1.2秒リードした状態で2日目を終えた。なお、エバンスはSS6の段階で右フロントホイールにダメージを負った。彼曰く「一度溝にタイヤを落としてしまった」ようだ。
結果的にヌービルはトヨタの2台に逆転を許し3番手で2日目を終えたが、トップのオジェとの差はわずか5.2秒だ。過去ラリー・モンテカルロを7度制したセバスチャン・ローブ(ヒュンダイ)がトップから約1分差の4番手につけている。
厳しい戦いを強いられているMスポーツ勢は、孤軍奮闘のエサペッカ・ラッピが5番手。トヨタのカッレ・ロバンペラが6番手で続いた。
初日を12番手で終えていた勝田貴元(トヨタ)は総合7番手までジャンプアップ。しかしながら、前を行くロバンペラとは約3分の差がある状態だ。
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みんなのコメント
オジェがGRスーパースポーツを駆ることになるなら、彼は来年からヤリスのエースドライバー。
彼がGRのWRTを引っ張っていくことになる。